冗長ライセンス・サーバーのセットアップ
同じユーザー群をサポートする複数の冗長ライセンス・サーバーを設定することができます。 冗長サーバーにより、サーバーのクラッシュ時に発生する可能性がある中断を防ぐことができます。 1 台目のサーバーがクラッシュしても、別の冗長サーバーによってライセンスの管理を引き継ぐことができます。
冗長機能を有効にするには、以下の手順で説明するように、特殊なライセンス・コードが必要になります。 冗長ライセンス・キーの作成やライセンスに関する他の問題について支援が必要な場合は、電話または E メールで IBM サポートに連絡してください。 連絡先情報は、 http://www.ibm.com/planetwideにあります。
3 台以上で奇数台のライセンス・サーバーがあり、かつその過半数が同時に稼働している必要があります。 例えば、冗長ライセンス・サーバーが 3 台ある場合は、そのうち 2 台が稼働している必要があります。
各冗長ライセンス・サーバーの準備
- ライセンス・マネージャーをインストールします。 詳しくは、 コンカレント・ライセンス・マネージャーのインストール のトピックを参照してください。
- コマンド・プロンプトを使用して、ライセンス・マネージャーをインストールしたディレクトリーに移動します。
- 各サーバー・コンピューターのロック・コードを取得します。 コマンド・プロンプトで、「echoid」(Windows) または「./echoid」(他のオペレーティング・システム) と入力します。
- ロック・コードを控えておきます。 このロック・コードは次のステップで必要になります。
- リダンダント・ライセンス・サーバーごとにこの手順を繰り返します。
冗長ライセンスのアクティブ化
- IBM SPSS License Key Center (https://spss.subscribenet.com/control/ibmp/login) にアクセスします。
- 並行認証コードを作成します。
- 並行認証コードを作成したらそのコードをクリックし、「ロック・コード」のフィールドが表示されるまでスクロールダウンします。 これで、複数のロック・コードをライセンス・キーに追加できるようになります。
- 上記ステップのロック・コードを使用して、該当するフィールドにロック・コードを入力します。
- 「実行依頼」をクリックします。
冗長ライセンス・サーバー・プールのセットアップ
- ライセンス・マネージャーがいずれかの冗長ライセンス・サーバー上で稼働している場合は、各コンピューターでライセンス・サーバーを停止します。
- WlmAdmin アプリケーション・メニューで、以下の項目を選択します。
WrlfTool アプリケーションが開きます。
- WrlfTool アプリケーション・メニューで、以下の項目を選択します。
- 冗長ライセンス・サーバーごとに 「追加」 をクリックして、各サーバーのホスト名と IP アドレスを指定します。
- サーバーの順序を変更して、冗長ライセンス・サーバーの使用順序を指定します。 リストの先頭のサーバーが 1 次サーバーになります。
- 「ライセンスの追加」 をクリックして、カスタマー・サービスまたは最寄りの営業所から受け取ったライセンスを追加します。 複数のライセンスを受け取った場合は、必ずすべてのライセンスを追加してください。
- OKをクリックします。
- 操作が終了したら、「完了」をクリックします。
冗長ライセンス・ファイルの保存
- WrlfTool アプリケーション・メニューで、以下の項目を選択します。
- 冗長ライセンス・ファイル (lservrlf) を、アクセスしやすい場所に保存します。 次の手順でファイルをコピーする必要があります。
冗長ライセンス・サーバーの構成
- 冗長ライセンス・ファイル (lservrlf) を、Windows 上のライセンス・マネージャーのインストール・ディレクトリーの winnt サブフォルダーにコピーします。 デフォルトの場所を受け入れた場合は、C:\Program Files (x86)\Common Files\SafeNet Sentinel\Sentinel RMS License Managerフォルダーを確認します。 その他のオペレーティング・システムの場合は、ファイルをライセンス・マネージャーのインストール・ディレクトリーに直接コピーします。 3 台以上の冗長ライセンス・サーバーが必要です。
- 各リダンダント・ライセンス・サーバーでライセンス・マネージャーを開始します。
エンド・ユーザー・コンピューターの構成
エンド ユーザーが製品をインストールする場合は、エンド ユーザーがサーバー名または IP アドレスをティルドで区切って (例: server1~server2~server3)、すべての冗長サーバーを指定します。 これにより、セットアップ・プログラムは、必要な設定情報をエンド・ユーザーのコンピューターに追加します。 デスクトップ・コンピューターに製品が既にインストールされている場合は、以下の手順を手動で実行して、構成情報を追加することができます。 また、アンインストールをプッシュしてから、すべてのサーバーを定義する新規インストールを実行することもできます。 インストールのプッシュについては、 Windows コンピューターへのインストールのプッシュ を参照してください。
- テキスト・エディターを使用して spssprod.inf を開きます。 Windows では、このファイルはデスクトップ・コンピューター上の商品インストール・ディレクトリーにあります。
DAEMONHOST
の値を、ティルド (~) で区切られたサーバー名または IP アドレスに変更します。以下に例を示します。DAEMONHOST=server1~server2~server3
- spssprod.inf を保存します。