IBM SPSS Modeler 18.3.0新機能

IBM® SPSS® Modeler は、本リリースで以下の機能を追加しています。

  • モデル化で不都合な点は、時間の経過とともにデータが変化するためにモデルが古くなってしまうことです。これを、一般にモデルのドリフトまたはコンセプトのドリフトといいます。モデルのドリフトを効果的に克服するために、SPSS Modeler に継続的自動機械学習の機能が備わりました。IBM での研究の成果や、生物学における自然選択からの発想に基づき、自動分類ノードおよび自動数値ノードで継続的機械学習が可能になっています。詳しくは、継続的機械学習を参照してください。
  • IBM SPSS Modeler Client から直接 IBM Cloud Pak for Data サーバーにストリームをアップロードできるようになっています。詳しくは、IBM Cloud Pak for Data へのストリームの保存を参照してください。
  • IBM SPSS Modeler Client のロギングを有効にする場合は、テキスト・エディターでファイル log4j2.xml を開き、以下の行の level="info"level="debug" に変更します。
    <Logger name="com.spss" additivity="false" level="info">
  • 「非負拘束付最小 2 乗法の実行 (Perform non negative least squares)」という新しい設定が、「パラメータの推定」の下の「作成オプション」タブの GLE ノードに追加されました。非負拘束付最小 2 乗法 (NNLS) は、制約付き最小 2 乗問題の一種であり、係数が負になることは許容されません。すべてのデータ・セットが NNLS に適しているわけではありません。NNLS では、予測変数と目標変数の間に正の相関があるか相関がないことが要求されます。
  • 「列およびデータ型についてスキャンする行」という新しい設定が Excel 入力ノードに追加されました。この新しい設定のデフォルト値は 200 です。この値を増加させて、スキャンする Excel データの行を増やし、列の型およびストレージ・タイプを判別する場合は、パフォーマンスに影響が及ぶ場合があることに注意してください。
  • IBM Cognos TM1 入力ノードおよび IBM Cognos TM1 エクスポート・ノードに新しい接続方法 (TM1 サーバー接続) を使用できるようになり、Planning Analytics on Cloud がサポートされています。Admin Server が Planning Analytics on Cloud から削除されたため、TM1 Admin Server を介して Planning Analytics on Cloud に接続する TM1 ノードを含む古いストリームがある場合は、代わりに TM1 サーバーを指すように変更してください。
  • Db2 11.5 がサポートされるようになりました。
  • Db2 Warehouse がサポートされるようになりました。
  • Db2 Big SQL 7.1.0 on Cloudera Data Platform 7.1.5 がサポートされるようになりました。
  • Apache Hive 3.1.3 on Cloudera Data Platform 7.1.5 がサポートされるようになりました。
  • Cloudera Impala 3.4.0 on Cloudera Data Platform 7.1.5 がサポートされるようになりました。
  • Informix 14.10 がサポートされるようになりました。
  • RedHat 8.3 がサポートされるようになりました。
  • 新しいバージョンの R が使用されます (4.0.4)。