データ仕様ファイルの作成

ジョブが複数のデータ・ファイルを必要とする場合は、ジョブのすべてのデータ・ファイル要件を 1 つのデータ仕様ファイルに収集し、 bsub -data コマンドを使用してこのファイルを指定します。

このタスクについて

ジョブ実行依頼コマンドでいくつかのデータ・ファイル要件を指定する代わりに、データ仕様ファイルを使用することができます。

手順

  1. 最初の行に #@dataspec を指定し、後続の各行に 1 つのデータ要件を指定して、データ仕様ファイルを作成します。

    データ要件ストリングを含む各行には、データ・ファイル要件と同じフォーマット制限が適用されます。 各ソース・ファイル名には、英数字、ドット (.)、下線 (_)、およびハイフン (-) のみを使用できます。

    例えば、以下の内容のファイル /tmp/data.spec をサブミット・ホスト上に作成します。

    #@dataspec
    hostA:/data/file1.dat
    hostA:/data/dir1
    hostB:/proj/my_project/input.dat

    このデータ指定ファイルは、LSFがジョブをスケジュールする前に、/data/file1.datファイルと/data/dir1ディレクトリの内容がhostA,からキャッシュにステージングされ、/proj/my_project/input.datファイルがhostBからキャッシュにステージングされることを示している。

  2. データ仕様ファイルへのファイル・パスを指定して、ジョブのデータ要件を LSF に送信します。
    例えば、以下のコマンドを実行して、 /tmp/data.spec ファイルに定義されているデータ要件を使用してジョブをサブミットします。
    bsub –data "/tmp/data.spec" myjob