Notes ユーザー用に [スパムとして報告] 機能を有効にする

IBM® Notes ユーザー用に対して [スパムとして報告] 機能を有効にするには、Notes 8.5.3 のカスタムメールテンプレートを使用します。

このタスクについて

必要とされる設計変更を含むカスタム Notes 8.5.3 テンプレートである mail85_esm1018.ntf を入手するには、サポートにお問い合わせください。このテンプレートを参考用に使用し、このテンプレートから設計要素をコピーできます。メールテンプレートをカスタマイズするには、IBM Software Services for Collaboration 担当員との簡易サービス契約が必要です。 担当員は、加えられた設計変更を検証した後、承認したテンプレートをサービスにアップロードし、使用可能な状態にします。

注: 以下の手順は、Notes 8.5.3 テンプレートをカスタマイズしていることを前提としています。サービスでサポートされる IBM Notes バージョンである限り、テンプレートの別のバージョンをカスタマイズできます。テンプレートの別のバージョンをカスタマイズする手順は多少異なる可能性があります。

手順

  1. 設計変更のベースとして使用するメールテンプレートをダウンロードします。
    • IBM Notes 8.5.3 の標準メールテンプレートのカスタムバージョンを現在使用していない場合は、IBM SmartCloud Notes 管理で [メールテンプレート] をクリックし、[標準メールテンプレート] をクリックし、テンプレートリストを参照して、必要な言語のバージョン 8.5.3 用の StdR85Mail テンプレートを選択し、[ダウンロード] をクリックします。
    • IBM Notes 8.5.3 の標準メールテンプレートのカスタムバージョンを現在使用している場合は、IBM SmartCloud Notes 管理で [メールテンプレート] をクリックし、[カスタムメールテンプレート] をクリックし、そのカスタムテンプレートを選択し、[ダウンロード] をクリックします。
  2. Domino Designer で、mail85_esm1018.ntf を開きます。
  3. アクションペインが開いていない場合は、[表示] > [アクションペイン] をクリックします。
  4. [コード] をクリックし、[共有アクション] をダブルクリックします。
  5. [スパムとして報告..] アクションを右クリックし、[コピー] をクリックします。
  6. サービスからダウンロードした 8.5.3 メールテンプレートを開きます。
  7. [スパムとして報告] アクションをメールテンプレートに貼り付けます。
    1. [コード] をクリックし、[共有アクション] をダブルクリックします。
    2. 共有アクションリスト内の任意の場所をクリックし、[貼り付け] をクリックします。
  8. [スパムとして報告] アクションを ($Inbox) フォルダに挿入します。
    1. [フォルダ] をクリックし、($Inbox) をダブルクリックします。
    2. アクションペインで、More を展開し、Views-Deliver Sender’s Mail to Junk を右クリックします。
    3. [共有アクションの挿入] をクリックします。
    4. [スパムとして報告..] を選択し、[挿入] をクリックします。
    5. [ファイル] > [保存] をクリックします。
  9. [スパムとして報告] アクションを ($JunkMail) フォルダに挿入します。
    1. [フォルダ] をクリックし、($JunkMail) をダブルクリックします。
    2. アクションペインで、More を展開し、Views-Deliver Sender’s Mail to Junk を右クリックします。
    3. [共有アクションの挿入] をクリックします。
    4. リストから [スパムとして報告..] を選択し、[挿入] をクリックして、[完了] をクリックします。
    5. [ファイル] > [保存] をクリックします。
  10. [スパムとして報告] アクションを ($All) (すべての文書) ビューに挿入します。
    1. [表示] をクリックし、($All) をダブルクリックします。
    2. アクションペインで、More を展開し、Views-Deliver Sender’s Mail to Junk を右クリックします。
    3. [共有アクションの挿入] をクリックします。
    4. リストから [スパムとして報告..] を選択し、[挿入] をクリックして、[完了] をクリックします。
    5. [ファイル] > [保存] をクリックします。
  11. (ReportSpam) エージェントを 8.5.3 メールテンプレートにコピーします。
    1. mail85_esm1018.ntf から、[コード] をクリックし、[エージェント] をダブルクリックします。
    2. エージェントのリストで、(ReportSpam) を右クリックし、[コピー] をクリックします。
    3. 8.5.3 メールテンプレートから、[コード] をクリックし、[エージェント] をダブルクリックします。
    4. エージェントリスト内の任意の場所を右クリックし、[貼り付け] をクリックします。
    5. エージェントが自動的に更新されるようにするか尋ねられたら、[いいえ] をクリックします。
    6. オプション: エージェントを翻訳する場合は、エージェントをダブルクリックし、(Declarations) 内にある以下のステートメントの英語のテキストを翻訳します。
      • SUBJECT_VALUE
      • PROMPT_TITLE
      • PROMPT_MESSAGE_SINGLE
      • PROMPT_MESSAGE_MULTI
      • MSG_SUCCESS
      • MSG_SUCCESS_MOVED
      • MSG_CANCEL
      • MSG_ERR_SEND
    7. [ファイル] > [保存] をクリックします。

次のタスク

カスタマイズした 8.5.3 テンプレートを IBM Software Services for Collaboration 担当員に送信します。担当員はテンプレートを検証した後、承認したテンプレートをサービスにアップロードします。カスタムテンプレートがアップロードされたら、それをユーザーに適用することができます。