ハイブリッド環境では、オンプレミスで Domino Administrator クライアントを使用してユーザーの Notes 名を変更します。
この手順では、一連の管理プロセス要求を開始します。
このタスクについて
オンプレミスの名前変更を開始すると、変更内容がサービスに複製されます。その後、サービス内のサーバーに対しても名前変更が開始されます。このプロセスによって Notes のユーザー名は変更されますが、Connections Cloud のユーザーアカウントの名前は変更されません。ユーザーアカウントの名前はご自身またはユーザーで変更してください。
手順
- 名前変更の正常な実行を妨げる問題があるかどうかを判断します。時間を節約するため、名前変更の前に問題を見つけておきます。このステップはスキップしないでください。
- 管理者役割のある IBM SmartCloud Notes ユーザーのメールアドレスとパスワードを使用して、http://www.ibmcloud.com/social にログオンします。
- ご使用のアカウントにユーザー役割も含まれている場合は、をクリックします。
- ナビゲーションペインの [システム設定] セクションで、[IBM SmartCloud Notes] をクリックします。
- [ユーザー] をクリックします。
- [検索] ボックスで、以下のユーザー名の最初の数文字を入力して、ユーザー名を表示します。
- 識別名 (例: Samantha Daryn/Renovations)。
- インターネットメールアドレス (例: sdaryn@renovations)。
- 姓 (例: Daryn)。
"先頭文字"検索では、指定した文字で始まる名前の値が一致します。指定した文字が単純に含まれるだけの名前は結果に含まれません。例えば、
ma の検索結果には、
masmith@renovations と
Kristin
MacGyver が含まれますが、
tamado@renovations は含まれません。
最大検索結果件数は 1000 件です。検索時にはワイルドカード文字 (*) は使用できません。
- 検索結果内のユーザーの名前をクリックします。
- [このユーザーが使用可能なアクション] で、[Rename Report] をクリックします。
- メッセージ「ユーザーの名前変更の準備ができました (User is ready for rename)」が表示された場合は、次のステップに進みます。メッセージ「ユーザーの名前変更の準備ができていません (User is not ready for rename)」が表示された場合は、表示されるメッセージを読んでエラーを修正します。メッセージ「ユーザーの名前変更の準備ができました (User is ready for rename)」が表示されるまでこのステップを繰り返します。
報告される共通エラーの例:
The user's ID file is not in the vault. Do not rename this user yet.
First, upload the user's ID file to the vault.
There is a problem with the password that is associated with the user's ID
in the vault. Do not rename this user yet. Reset the user's password and tell the user
to log in with the new password.
The user is already in the process of being renamed.
Do not rename this user yet. Wait for the current rename to complete. If this message occurs
for more than 3 days in a row, contact IBM support for help.
- IBM® Domino Administrator クライアントから、サービス内のサーバーとディレクトリを同期させるサーバーに対し、目的に応じた該当する手順を実行します。
表 1. ユーザー名の変更手順| 目的 |
手順 |
以下のいずれかの名前を変更する必要がある。 - 共通名 (例えば、Samantha Daryn/Renovations を Samantha Brown/Renovations に変更する)
- ユーザー名の別名
- 短縮名
重要: 1 ユーザーの複数の名前を変更するには、単一の名前変更操作で行います。名前とインターネットアドレスを変更するには、単一の名前変更操作の一環として行います。
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詳しくは、IBM Domino の資料で Notes ユーザーの共通名または別名の名前変更に関するトピックを参照してください。
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名前の認証者の部分を変更する必要がある。例えば、 Samantha Daryn/Renovations を Samantha
Daryn/PowerRenovations に変更する。必要に応じて、以下のいずれかの値を変更する必要もある。 - 共通名
- ユーザー名の別名
- 短縮名
- インターネットアドレス
重要: 1 ユーザーの認証者名とその他の名前またはインターネットアドレスを変更するには、単一の名前変更操作の一環として行います。
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詳しくは、IBM Domino の資料で名前階層でのユーザー名の移動に関するトピックを参照してください。
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- オプション: 共通名またはインターネットアドレスを変更した場合は、必要に応じて、以下のようにユーザーアカウントを編集して一致させます。
注: ユーザーは、[マイアカウント設定] ページを編集することで、共通名を自分で変更できます。ユーザーは、自分のログイン用メールアドレスは変更できません。
- サービスにアドミニストレーターとしてログオンします。
- ご使用のアカウントにユーザー役割も含まれている場合は、をクリックします。
- [ユーザーアカウント] をクリックし、編集するアカウントの横にある矢印をクリックして、[ユーザーアカウントの編集] を選択します。
- [ユーザー名] タブで、名前フィールドの 1 つまたは両方を更新します。
- インターネットアドレスを変更した場合は、必要に応じて [アカウントログイン] タブの [メール] フィールドを新しいアドレスに一致するように更新します。[メール] フィールドには、ブラウザからサービスにログインする際に使用される ID としての機能しかありません。IBM SmartCloud Notes サービスがメール配信用のインターネットアドレスを判別するために使用するのは、ユーザー文書のインターネットアドレスフィールドです。
タスクの結果
以下の表に、各タイプの名前変更の完了に必要な予測時間と、変更が完了したかどうかを判別する方法を示します。
表 2. 名前変更の予測時間と検証| 名前変更のタイプ |
名前変更の完了 |
| Notes の名前変更 |
Notes の名前変更は通常は 1 日以内に完了します。ただし、名前変更は複数のステップを含む順次処理であるため、
いずれかのステップで遅延が発生すると、名前変更にかかる時間が長くなることがあります。名前の変更中は、現在のユーザーの名前が有効なままになります。
名前変更が完了すると、変更内容が以下の場所に表示されます。 - サービス内のサーバーとオンプレミスサーバーで当該名が含まれているグループ、データベース ACL、ディレクトリ1、2。
- Web クライアントのナビゲーションペインと新規メールメッセージ。
- Notes クライアントのログインウィンドウ内の [ユーザー名] フィールド
- ユーザーのメールファイル ACL
- IBM SmartCloud Notes 管理の [ユーザー] ページ。2
1 ここには新しい短縮名または別名が表示されます。
2 ここには新しいインターネットアドレスが表示されます。
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| ユーザーアカウント名の変更 |
管理者またはユーザーがユーザーアカウントを編集すると、変更が即座に行われます。ユーザーがブラウザから次回ログインした際に、新しい名前とログイン用メールアドレスが表示されます。 |
次のタスク
メールファイルの代理の名前を変更する場合は、メールファイルの所有者が新しい名前に代理を再割り当てする必要があります。これにより、メールファイル ACL が更新され、新しい名前での代理アクセスが許可されます。