Secure Sockets Layer (SSL) 証明書のエクスポートおよびインストール

このトピックでは、SSL 証明書をエクスポートおよびインストールする手順を説明します。

このタスクについて

注: 証明書のエクスポートの手順は、サポートされる両方のバージョンの SAP NetWeaver Application Server Java に有効です。SAP NetWeaver Application Server Java 7.3 EHP1 SP6 Patch 3、または 7.4 SP1 Patch 3、あるいはそれ以降のバージョンです。

手順

  1. SAP NetWeaver Administrator で SSL 構成ツールを開始します。「設定管理 (Configuration Management)」 > 「セキュリティー (Security)」 > 「SSL」に移動します。
  2. 「SSL アクセス・ポイント (SSL Access Points)」セクションで、追加済みの SSL アクセス・ポイント (ポート) を選択します。ポートの詳細が表示されます。
  3. 「サーバー ID (Server Identity)」タブで、秘密鍵エントリーを選択し、「エントリーのエクスポート (Export Entry)」を選択して、サーバーの秘密鍵エントリーからサーバー証明書を直接エクスポートします。
  4. 「エントリーをファイルにエクスポート (Export Entry to File)」ダイアログ・ボックスで、エクスポート形式として「PKCS#8 鍵ペア (PKCS#8 Key Pair)」を選択します。 2 つのファイル (PKCS#8 鍵ペアおよび X.509 証明書) が作成されます。 例: ssl-credentials-cert1.crt
  5. 証明書ファイルをダウンロードし、クライアント鍵ストアと同じディレクトリーに保管します。 Tivoli Directory Integrator または Security Directory Integrator の Java 仮想マシンの cacerts ファイルです。鍵ストアまたは cacerts ファイルの場所は、IBM Tivoli Directory Integrator または IBM Security Directory Integrator の Java 仮想マシンの場所に依存します。デフォルトの場所は ITDI_HOME¥jvm¥jre¥lib¥security¥cacerts です。
  6. ダウンロードした証明書を、keytool ユーティリティーを使用して、IBM Tivoli Directory Integrator または IBM Security Directory Integrator の鍵ストアにインポートします。デフォルトでは、keytool ユーティリティーは ITDI_HOME¥jvm¥jre¥bin¥ ディレクトリーにあります。
    1. コマンド・プロンプトで、ディレクトリー ITDI_HOME¥jvm¥jre¥lib¥security に移動します。
    2. 以下のコマンドを実行します。
      keytool -import -alias <local_alias or certificate_name> -file <certificate_file> -keystore <keystore_name>
      ここで、
      • <local_alias or certificate_name> は、Java 仮想マシンの鍵ストアで証明書エントリーを識別するための固有の名前です。
      • <certificate_file> は、SAP NetWeaver Application Server Java からの SSL 証明書の名前です。
      • <keystore_name> は、SAP UME Adapter で使用される鍵ストア・ファイルの名前です。デフォルト値は cacerts です。
      例: keytool -import -alias my_ssl_cert -file ssl-credentials-cert1.crt -keystore cacerts
  7. 鍵ストア・パスワードを入力します。cacerts 鍵ストアの初期パスワードは changeit です。
  8. インポートする証明書を信頼するかどうかを確認するプロンプトに対し、「y」と入力し、Enter を押します。

タスクの結果

SSL 証明書がクライアントの鍵ストア cacerts に追加されました。



フィードバック