システム・ダンプ・ツールの使用

システム (コア) ダンプに関する情報を調査および表示するには、objdump コマンドおよび nm コマンドを使用します。 クラッシュが発生してシステム・ダンプが生成された場合、これらのコマンドがファイルの分析に役立ちます。

このタスクについて

入手可能な範囲で最も正確なシンボル情報を使用するには、システム・ダンプが生成されたワークステーションでこれらのコマンドを実行してください。 この出力は、問題を診断するために IBM® Java サポート・チーム™ によって (十分に小さい場合はシステム・ダンプとともに) 使用されます。

objdump

このコマンドは、共有オブジェクトおよび共有ライブラリーを逆アセンブルするために使用します。 どのライブラリーまたはオブジェクトで問題が発生したかが判明したら、objdump を使用して、問題が発生したメソッドを見つけます。 objdump を開始するには、objdump <option> <filename> と入力します。

objdump -Hを入力すると、オプションの完全なリストを表示できます。 -dオプションは、実行可能セクションの内容を分解します。

nm
このコマンドは、オブジェクト・ファイルのシンボル名をリストします。 これらのシンボル名は、関数、グローバル変数、または静的変数のいずれかです。 シンボルごとに、値、シンボル・タイプ、およびシンボル名が表示されます。 小文字のシンボル・タイプはそのシンボルがローカルであることを意味し、大文字はそのシンボルがグローバルまたは外部であることを意味します。 このツールを使用するには、nm <option> <system dump>を入力してください。