CORBA サポート

Java™ Platform, Standard Edition (JSE) は、少なくとも、 Oracleの準拠文書に定義されている仕様をサポートします。 場合によっては、 IBM® JSE ORB は、より新しいバージョンの仕様をサポートします。

サポートされる最小仕様は、Java SE 6 の CORBA サポートの公式仕様 ( https://docs.oracle.com/javase/8/docs/api/org/omg/CORBA/doc-files/compliance.html) で定義されています。

GIOP 1.2 のサポート

この SDK は、CORBA 2.3.1 仕様の第 13 章および 15 章 (OMG 文書 formal/99-10-07) で定義されているように、GIOP のすべてのバージョンをサポートします。

https://www.omg.org/cgi-bin/doc?formal/99-10-07

双方向 GIOP は、サポートされていません。

ポータブル・インターセプターのサポート

この SDK は、資料「 ptc/01–03–04」で OMG によって定義されているポータブル・インターセプターをサポートします。これは、以下から入手できます。

https://www.omg.org/cgi-bin/doc?ptc/01–03-04

ポータブル・インターセプターは、ORB へのフックで、これを使用して ORB サービスは ORB の実行の通常フローをインターセプトすることができます。

相互運用ネーミング・サービスのサポート

この SDK は、 ptc/00-08-07資料で OMG によって定義されている Interoperable Naming Service をサポートします。これは、以下から入手できます。

https://www.omg.org/cgi-bin/doc?ptc/00-08-07

一時ネーム・サーバー (tnameserv コマンド) が使用するデフォルトのポートは、ORBInitialPort パラメーターが指定されていない場合には、900 から 2809 に変更されます。これは CORBA ネーミング・サービス用に IANA (Internet Assigned Number Authority) で登録されているポート番号です。 このデフォルトに依存する プログラムは、このバージョンで作業する場合に更新しなければならない可能性があります。

一時ネーム・サーバーから戻される初期コンテキストは、現在、 org.omg.CosNaming.NamingContextExt です。 コンテキスト org.omg.CosNaming.NamingContext への参照が限られている既存のプログラムは、そのまま動作するので、再コンパイルする必要はありません。

ORB は、Interoperable Naming Service 仕様で定義されている -ORBInitRef-ORBDefaultInitRef パラメーターをサポートし、ORB::string_to_object 操作では、現在、 Interoperable Naming Service 仕様で定義されている ObjectURL ストリング・フォーマット (corbaloc: および corbaname:) がサポートされています。

OMG は、サービスを Interoperable Naming Service に登録するためにメソッド ORB::register_initial_reference を指定します。 ただし、このメソッドは、このリリースの Oracle Java Core API では使用できません。 現行バージョンでサービスを登録する必要があるプログラムは、 IBM 内部 ORB 実装クラスでこのメソッドを呼び出す必要があります。 例えば、サービス MyService を登録するには以下のようにします。

((com.ibm.CORBA.iiop.ORB)orb).register_initial_reference("MyService",
serviceRef);

各項の説明は次のとおりです。orborg.omg.CORBA.ORBのインスタンスであり、 ORB.init()から返されます。serviceRefORB に接続されている CORBA オブジェクトです。 この手段は一時的なもので、今後のバージョンと互換性はなく、また、IBM 以外の ORB にも 移植できません。