JSOR ゼロ・コピー機能 (Linux のみ)
JSOR データ転送では、中間バッファーのコピー操作がデフォルトで使用されます。 ラージ・データの転送の場合、ゼロ・コピー機能を使用可能にすることにより、パフォーマンスを向上させることができます。 この関数は、1 つのホスト上の Java™ アプリケーション・メモリーから別のホスト上の Java アプリケーション・メモリーに、どちらのホストでもプロセッサーを使用せずに直接データをコピーします。
以前非推奨であった RDMA 実装は、 IBM® SDK, Java Technology Edition, Version 8 から削除された。

この図のアプリケーション 2 にデータの受信が可能なバッファーがある場合、このアプリケーションは、データの直接配置用にバッファーを登録することにより、バッファーが使用可能であることを通知します。 アプリケーション 1 に、送信するデータがある場合、アプリケーション 1 は登録されたバッファーにデータを直接書き込みます。 書き込み操作が完了すると、書き込み完了メッセージがアプリケーション 1 から他方のサイドに送信されます。 アプリケーション 2 は、このメッセージを受け取ると、転送されたデータを処理できます。 データ転送が完了すると、アプリケーション 2 は受信バッファーを登録抹消できます。
バッファー登録によるオーバーヘッドが生じるため、期待される CPU サイクルの削減は、データ転送サイズが大きい場合にのみ達成されます。 例えば、単一接続の場合、データ転送サイズが 256 KB を超えるまでは削減を確認できない可能性があります。 複数の並列接続で、データの直接配置用に同じバッファーを共有している場合、このデータしきい値を小さくすることができます。
パフォーマンスの向上は大きなデータ・サイズの場合にのみ実現されるため、ゼロ・コピー機能は、デフォルトで使用可能になっていません。 この機能を有効にするには、-Dcom.ibm.net.rdma.zeroCopy=true プロパティを使用します。
JSOR ゼロコピー機能は NIO チャンネルではサポートされていません。
JSORのゼロコピー機能はNIOチャンネルではサポートされていません