GPU システム要件 (Linux、Windows のみ)
Java™ アプリケーション処理を汎用グラフィックス処理装置 (GPU) にオフロードする計画の場合は、一連のハードウェア要件およびソフトウェア要件を満たす必要があります。
ハードウェア要件
- GPU 処理のサポートは、 x86-64 システムおよび IBM® POWER® 8 システムで利用可能です。これらのシステムは、 NVIDIA Compute Unified Device Architecture (CUDA) をサポートしています。
- GPU アダプターには計算能力として最低でも 3.0 が必要です。 デバイスの計算能力を判別するには、「 https://developer.nvidia.com/cuda-gpus」を参照してください。 CUDA ツールキットには、システム内のデバイスの計算能力を出力するサンプル・プログラム deviceQuery および deviceQueryDrv が組み込まれています。
注: システムに複数の GPU がインストールされており、アプリケーションのターゲットを特定の GPU にする場合は、CUDA 環境変数 CUDA_VISIBLE_DEVICES を使用してデバイスの可視性を制御できます。 この変数に関する詳細は、 NVIDIA のウェブサイトにある 「CUDA環境変数」 を参照してください。
ソフトウェア要件
ご使用のオペレーティング・システムが J9 および CUDA Toolkit によってサポートされていなければなりません。
- GPU デバイスには CUDA Toolkit 7.5 が必要です。 これには、アプリケーション・パフォーマンスをデバッグおよび調整するためのコンパイラー、数学ライブラリー、およびツールが用意されています。 サポートされるオペレーティング・システムのリスト、およびツールキットのダウンロードについては、「 https://developer.nvidia.com/cuda-toolkit」を参照してください。
Just-In-Time (JIT) コンパイラー・ベースの GPU サポートには、NVIDIA 仮想マシン (NVVM) ライブラリーおよび NVIDIA Management Library (NVML) が必要です。 NVVMは CUDA Toolkit の一部であり、NVMLのランタイムバージョンは NVIDIA ディスプレイドライバとともにパッケージングされています。 最新のGPUドライバは、 NVIDIA のドライバダウンロードからダウンロードできます。
CUDA ランタイムへのパスを適切な環境変数に組み込む必要があります。
- Linux®: LD_LIBRARY_PATH
- Windows: PATH