メモリー使用率
メモリー・リソースの不足によってシステムのパフォーマンスが低下している場合、メモリー制約が発生しています。 /proc/meminfoの内容を表示することにより、メモリー・リソースを表示し、それらがどのように実行するかを確認できます。 /proc/swapには、スワップ・ファイルの関連情報が含まれています。
スワップ・スペースは、システムの仮想ストレージの拡張領域として使用されます。 したがって、十分なメモリーまたはスワップ・スペースがないと、パフォーマンス上の問題が発生します。 少なくとも物理メモリーの 2 倍のスワップ・スペースを用意するというのが、一般的なガイドラインです。
スワップ・スペースとしては、ファイルまたはディスク・パーティションを使用できます。 ファイルよりもディスク・パーティションの方が良好なパフォーマンスを得られます。 別のスワップ・パーティションを作成するには、fdisk コマンドおよび cfdisk コマンドを使用します。 複数の異なるディスク・ドライブ上にスワップ・パーティションを作成すると、入出力アクティビティーが分散され、ボトルネックの増加を抑えることができます。
vmstat ツールは、パフォーマンス上の問題がどこで発生しているのかを知る上で便利です。 例えば、スワップの発生率が高い場合、十分な物理スペースまたはスワップ・スペースがないと考えられます。 free コマンドはメモリーの構成を表示し、swapon -s はスワップ・デバイスの構成を表示します。 スワップの発生率が高い (例えば、ページ不在が多いなど) ということは、おそらくは物理メモリーを増設する必要があることを意味しています。 vmstat コマンドについて詳しくは、 vmstat コマンドを参照してください。