
RPM パッケージからのインストール (Linux のみ)
RPM Package Manager インストーラー・パッケージは、標準の .rpm ファイルとして入手できます。このファイルは、コマンド行から対話式にインストールできます。
開始前に
SDK を旧リリースからアップグレードする場合は、予防措置として、アップグレードを始める前に、構成ファイルとセキュリティー・ポリシー・ファイルをすべてバックアップしてください。
Linux®では、インストール・プロセスを開始する前に、以下の条件を確認してください。
- インストール可能パッケージをインストールする場合は、システムに rpm-build ツールがインストールされている必要があります。
インストールされていないと、インストール・プログラムは新規パッケージを RPM データベースに登録できません。 rpm-build ツールがインストールされているかどうか確認するには、次のコマンドを入力します。
rpm -q rpm-build - 以前に RPM パッケージから IBM® SDK をインストールした場合は、先に進む前にこのパッケージをアンインストールする必要があります。
- SuSE Linux システムを使用している場合は、別のバージョンの Java™ が別のディレクトリー・ツリーの下に既にインストールされている可能性があります。 作業を進める前に、このパッケージをアンインストールしてください。
- ご使用の環境に、以下の従属ライブラリーが必要です。
- IBM® POWER ® (リトル・エンディアン・アーキテクチャー):
- GNU C ライブラリー: eglibc V2.19 以降
- 標準 C++ ライブラリー: libstdc++.so.6
- その他のすべてのアーキテクチャ( x86、 IBM POWER、およびPOWER Linux on IBM Z® ®):
- GNU C ライブラリー: glibc V2.3.4 以降
- 標準 C++ ライブラリー: libstdc++.so.6
- IBM® POWER ® (リトル・エンディアン・アーキテクチャー):
このタスクについて
RPM パッケージには .rpm ファイル拡張子が付いており、インストール可能 (Linux のみ) パッケージです。
これらのパッケージをインストールすると、システムの構成 (例えば、環境変数の設定など) も実行されます。 このタイプのパッケージをインストールするには、root 権限を持つユーザー・アカウントを使用する必要があります。
手順
オプションで、GPG フォーマットの公開鍵を使用して RPM パッケージを検証することにより、.rpm パッケージが破損または変更されていないことを確認できます。
結果
パッケージは、以下のディレクトリーにインストールされます。
/opt/ibm注:
- Ctrl+C を押すなどのインストール・プロセスを中断する操作は行わないようにしてください。 プロセスが中断されると、製品の再インストールが必要になる場合があります。
- システム上の RPM パッケージをアンインストールするには、以下のコマンドを実行します。
rpm -e <file_name>
Linuxでインストール可能パッケージを使用している場合、問題が検出されたことを通知するメッセージが表示されることがあります。 インストール可能パッケージの使用時に表示される可能性のあるメッセージのいくつかを以下に示します。
- The installer cannot run on your configuration. It will now quit.
- このエラー・メッセージは、ご使用のユーザー ID にインストール・プロセスの実行権限がない場合に表示されます。 処理を続行できないため、インストール・プログラムは終了します。 この問題を修正するには、root 権限を持つユーザー ID を使用して再度インストールを開始してください。
- An RPM package is already installed. Uninstall the package before proceeding.
- このメッセージは、RPM パッケージが既にインストールされていることを示します。 処理を続行できないため、インストール・プログラムは終了します。 この問題を修正するには、作業を進める前に RPM パッケージをアンインストールしてください。
- Warning: there may be a version of this package already installed. If this version was supplied by SuSE, it will have been packaged so that it installs under a different directory tree. To avoid unexpected results, you should use YaST2 to remove the SuSE-supplied version.
- このメッセージは、SuSE システムでインストールを試行した際に表示されます。 SDK またはランタイム環境が既にインストールされている可能性があることが原因です。 インストール・プログラムは続行されますが、処理中に問題が発生する可能性があります。 この状況が発生した場合には、既存のすべてのパッケージをアンインストールしてから再試行してください。
