Java アプリケーションの実行
Java™ アプリケーションは、 java ランチャーまたは JNI を使用して開始できます。 設定は、コマンド行引数、環境変数、およびプロパティー・ファイルを使用して Java アプリケーションに渡されます。
目的
java および javaw ツールは、Java ランタイム環境を開始し、指定されたクラスをロードすることによって、Java アプリケーションを開始します。
AIX、Linux、および Windows の各システムでは、javaw コマンドは java と同一です。 ただし、javaw には関連するコンソール・ウィンドウはありません。 コマンド・プロンプト・ウィンドウを表示したくない場合には javaw を使用してください。 javaw ランチャーは、始動に失敗した場合に、エラー情報を含むウィンドウを表示します。
z/OS システムでは、 javaw コマンドは javaと同一であり、他のプラットフォームとの互換性のために z/OS® でサポートされています。
注: Windows システムでは、プロセスには ANSI (または Windows) コード・ページと OEM (または DOS) コード・ページの 2 つのコード・ページがあります。 デフォルトでは、javaw は ANSI コード・ページを使用しますが、java (コマンド・プロンプトから起動) は一般に OEM コード・ページを使用します。 -Dconsole.encoding プロパティーを使用して、 java コマンドまたは javaw コマンドからの出力に使用するコード・ページを指定します。 例えば、
-Dconsole.encoding=Cp1252 と指定すると、すべての出力は Windows ANSI Latin1 コード・ページ (1252) になります。使用法
JVM は、初期クラス (および使用されるその他のクラス) を、ブートストラップ・クラスパス、 インストールされた拡張機能、ユーザー・クラスパスの 3 カ所で検索します。 クラス名または.jarファイル名の後に指定する引数は、main関数に渡されます。
java および javaw コマンドの構文は次のとおりです。
java [options] <class> [arguments]
java [options] -jar <file.jar> [arguments]
javaw [options] <class> [arguments]
javaw [options] -jar <file.jar> [arguments]
パラメーター
- [オプション]
- ランタイム環境に渡されるコマンド行オプション。
- <class>
- 始動クラス。 クラスは main() メソッドを含む必要があります。
- <file.jar>
- 開始する.jarファイル名。 これは、-jarオプションでのみ使用されます。 指定.jarファイルには、Main-Classマニフェスト・ヘッダーに示された始動クラスを持ち、アプリケーションのクラス・ファイルとリソース・ファイルを取り込めなければなりません。
- [引数]
- 始動クラスの main() 関数に渡されるコマンド行引数。