追加の環境変数およびコマンド行オプション

大部分の環境変数およびコマンド行オプションが Eclipse OpenJ9 VM からのものですが、SDK でさらにいくつかが追加されます。

環境変数

OpenJ9 VM によって認識される環境変数については、 環境変数で説明されています。 SDK の使用中に、以下の追加の環境変数が認識されます。
IBM_JVM_DEBUG_PROG = < debugger> (Linux® のみ)
指定されたデバッガーで VM を起動する場合は、この変数を設定します。
IBM_MALLOCTRACE=TRUE
この変数をヌル以外の値に設定すると、VM のメモリー割り振りをトレースすることができます。 この変数を -Dcom.ibm.dbgmalloc=true システム・プロパティーとともに使用して、Java™ クラスからのネイティブ割り振りをトレースできます。 この変数は、-Xcheck:memory コマンド行オプションと同等です。
IBM_USE_FLOATING_STACKS=TRUE (Linux のみ)
フローティング・スタックの自動使用不可をオーバーライドする場合は、この変数を設定します。 この変数が設定されない場合、ランチャーはLD_ASSUME_KERNEL=2.2.5を設定するかもしれません。
IBM_JAVA_COMMAND_LINE
IBM_JAVA_COMMAND_LINE 環境変数は、JVM の始動後に JVM によって設定されます。 この変数を使用すると、JVM の始動時に設定されるコマンド行パラメーターを見つけることができます。 この設定は、JNI を使用して JVM を起動する場合は使用できません。 OPENJ9_JAVA_COMMAND_LINE という名前のこの変数に相当するものが、 OpenJ9で使用可能です。 OpenJ9 設定は、アプリケーションが Java または JNI のいずれかから起動されると使用可能になります。 JNI を使用してアプリケーションを起動する場合を除き、以前と同様に IBM_JAVA_COMMAND_LINE を使用し続けることができます。

コマンド・ラインオプション

OpenJ9 VM によって認識されるコマンド行オプションについては、 OpenJ9 コマンド行オプションで説明されています。 SDK 使用時には以下の追加コマンド行オプションが認識されます。

-Xifa:< on | off | force> (z/OS® のみ)

z/OS は、 System z ® Integrated Information Processor (zIIP) と呼ばれる特殊目的支援プロセッサーのタイプで Java アプリケーションを実行できます。 zIIP は、以前は IFA (Integrated Facility for Applications) と呼ばれていた System z Application Assist Processor (zAAP) を置き換えます。

-Xifa オプションを使用すると、Java アプリケーションを zIIPs 上で実行できます (使用可能な場合)。 -Xifa オプションのデフォルト値は on です。

注: force オプションは廃止されたため、使用しないでください。 このオプションは、 SYS1.PARMLIB(IEAOPTxx) PROJECTCPU=YES パラメーターに置き換えられます。このパラメーターは、サポートされるすべてのレベルの z/OSで使用可能です。 Xifa: は、zIIPが使用できない場合のテスト目的で使用できますが、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。