環境のセットアップおよび確認 (AIX)

AIX® Java™ 仮想マシン (VM) が AIX のインストール中に installp イメージまたはパッケージに含まれている製品から正しく実行されるように、正しい環境をセットアップします。

ハードウェアが 64 ビットの場合、64 ビット Java VM は 32 ビット・カーネルで動作できることに注意してください。 その場合は、smitty を使用して 64 ビット・アプリケーション環境を使用可能にする必要があります (「システム環境 (System Environments)」->「64 ビット・アプリケーション環境を使用可能にする (Enable 64-bit Application Environment)」)。

場合によって、構成プロセスが正常に機能しなかったり、環境が変更されたりして、VM のオペレーションに影響することがあります。 そのような場合には、検査を行って、Java VM に必要な設定が正しく行われているかを確認することができます。

  1. SDK および Java ランタイム・ファイルが正しい場所にインストールされていること、および正しい許可が設定されていることを確認してください。 java コマンドおよび javac コマンドをテストして、これらが実行可能であるかを確認します。

    デフォルトのインストール・ディレクトリーは、 規則にリストされています。 他の製品パッケージに含まれている Developer Kit の場合は、インストール・ディレクトリーが異なる場合があります。製品資料を参照してください。

  2. PATH 環境変数が正しい Java 実行可能ファイルを指していること ( which javaを使用)、または使用しているアプリケーションが正しい Java ディレクトリーを指していることを確認してください。 /usr/java8/jre/bin:/usr/java8/bin を PATH 環境変数に組み込む必要があります。 存在しない場合は、 export PATH=/usr/java8/jre/bin:/usr/java8/bin:$PATHを使用して追加します。
  3. LANG 環境変数が、サポートされているロケールに設定されているか確認します。 echo $LANGを使って使用中の言語環境を検出できます。これは、SDKに付属のユーザーガイドに記載されるサポートロケールの1つを報告する必要があります。
  4. 前提条件の AIX 保守および APAR がすべてインストールされていることを確認します。 前提条件となる APAR およびファイル・セットは、インストール時に smitty または installp を使用して確認されます。 前提条件のリストは、SDK に同梱の「ユーザーズ・ガイド」に記載されています。 lslpp -l を使用すると、現在のファイル・セットのリストが表示されます。 APAR の有無をテストするには instfix -i -k <apar number> を使用し、インストール済みの保守レベルを検索するには instfix -i | grep _ML を使用します。

ディレクトリーの要件

システム・ダンプ・エージェントは、ディレクトリーをターゲットにするように構成する必要があります。

Java アプリケーションを実行しているユーザーと、そのユーザーが属するグループの両方に、そのディレクトリーに関する実行権限および書き込み権限がなければなりません。 これは、IBM_COREDIR 環境変数を使用して設定できます。

システム・ダンプ・エージェントは、コマンド行で構成することもできます。 詳しくは、 ダンプ・エージェントの使用 を参照してください。