バージョン情報の取得

-version オプションまたは -fullversion オプションを使用して、Java™ インストール済み環境の IBM® ビルドおよびバージョン番号を取得します。 -Xjarversion オプションを使用して、クラスパス上のすべての jar ファイルのバージョン情報を取得することもできます。

手順

  1. シェル・プロンプトまたはコマンド・プロンプトを開きます。
  2. 以下のコマンドを入力します。
    java -version
    サービス・リフレッシュ 5 フィックスパック 5 以降、出力は以下の抜粋のようになっています。サービス・リフレッシュ 5 フィックスパック 5 の変更点の始まり
    java version "1.8.0_151"
    Java(TM) SE Runtime Environment (build 8.0.5.5 - pxa6480sr5fp5-20171109_02(SR5 FP5))
    IBM J9 VM (build 2.9, JRE 1.8.0 Linux amd64-64 Compressed References 20171102_369060 (JIT enabled, AOT enabled)
    OpenJ9 - 7ade437
    OMR - 1b656cb
    IBM - 59c3d96)
    JCL - 20171109_01 based on Oracle jdk8u151-b12
    サービス・リフレッシュ 5 フィックスパック 5 の変更点の終わり特に、 OpenJ9 で始まる行は、以前のリフレッシュからの出力の行 J9VM および JIT を置き換えます。これは、これらのコンポーネントが Eclipse OpenJ9 プロジェクトの下で Eclipse Foundation にコントリビュートされるようになったためです。
    サービス・リフレッシュ 5 以前:
    java version "1.8.0"
    Java(TM) SE Runtime Environment (build pap3280-20140729_01(SR1))
    IBM J9 VM (build 2.8, JRE 1.8.0 AIX ppc-32 20140725_207966 (JIT enabled, AOT enabled)
    J9VM - R28_jvm.28_20140725_0202_B207966
    JIT  - tr.r14.java_20140714_68218.03
    GC   - R28_jvm.28_20140725_0202_B207966
    J9CL - 20140725_207966)
    JCL - 20140722_01 based on Oracle jdk8u20-b20
    出力には以下の情報が示されています。
    • 最初の行は、Java Standard Edition のクラス・ライブラリー・レベルを示します。
    • 2 行目には、ランタイム環境のビルド・レベルに関する情報が示されています。 サービス・リフレッシュ (SR)、フィックスパック (FP)、および APAR (暫定修正のみ) の番号がビルド・ストリングに付加されています。
    • 3 行目には、Java 仮想マシンのビルド・レベルが示されています。
    • それ以降の行には、ランタイム環境を構成するコンポーネントのレベルに関する詳細情報が示されています。
    正確なビルド日とバージョンは、サービス・リフレッシュとフィックスパックごとに異なります。
  3. ランタイム環境のビルド情報のみを取得するには、次のコマンドを入力します。
    java -fullversion
    以下の抜粋のようなシステム出力が表示されます。
    java full version "JRE 1.8.0 IBM Windows 64 build 
       pwa6480-20170614_01"

次のタスク

クラスパス、ブートクラスパス、拡張ディレクトリで使用可能なすべての jarファイルのバージョン情報を一覧表示できます。 以下のコマンドを入力します。
java -Xjarversion -version
以下の抜粋のようなシステム出力が表示されます。
java version "1.8.0_141"
Java(TM) SE Runtime Environment (build pxi3280sr5-20170614_01(SR5))
IBM J9 VM (build 2.9, JRE 1.8.0 Linux x86-32 20170612_352001 (JIT enabled, AOT enabled)
J9VM - 19c7794
JIT  - tr.open_20170612_104744_b26aea0
OMR  - 559b08c)
JCL - 20170613_01 based on Oracle jdk8u141-b11
/opt/ibm/java-i386-80/jre/lib/se-service.jar
/opt/ibm/java-i386-80/jre/lib/cuda4j.jar
/opt/ibm/java-i386-80/jre/lib/math.jar
/opt/ibm/java-i386-80/jre/lib/ibmorb.jar
/opt/ibm/java-i386-80/jre/lib/ibmorbapi.jar
/opt/ibm/java-i386-80/jre/lib/ibmcfw.jar  VERSION: CCX.CF [o1537.01]
...
利用可能な情報は、jarファイルによって異なり、jarファイルのマニフェストのImplementation-VersionBuild-Levelプロパティーから取得されます。