EMX0 PCIe3 拡張ドロワーへの PCIe アダプターの再取り付け
EMX0 PCIe3 拡張ドロワーに PCIe アダプターを再取り付けするには、以下の手順のステップを実行します。
手順
- 静電気放電 (ESD) リスト・ストラップを着用していること、および ESD クリップのプラグが接地されているジャックに差し込まれているか、またはクリップが塗装されていない金属面に接続されていることを確認します。 そうでない場合は、ここで行ってください。
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以下のステップを実行して、カセットがアダプターを受け入れるよう準備されていることを確認します。
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次の図に示すように、アダプターを配置できるよう、必ずすべてのアダプター保持器具をカセットの端に押し出しておいてください。
図 1. カセット内のアダプター保持器具 -
次の図に示すように、テール・ストック・クランプを回転させて、開いた位置にします。
図 2. テール・ストック・クランプのオープン
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次の図に示すように、アダプターを配置できるよう、必ずすべてのアダプター保持器具をカセットの端に押し出しておいてください。
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必要であれば、アダプターを帯電防止パッケージから取り出します。
注: アダプターのコンポーネントや金メッキのコネクターに触らないようにしてください。
- 新しい PCIe アダプターをカセットに設置または取り付けるには、カセットのイメージに示されている指示に従ってから、ステップ 7 に進みます。 このまま引き続き、以下の手順を使用して、カセットに PCIe アダプターを再取り付けまたは取り付けることもできます。
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フルサイズで通常の高さの PCIe アダプターを取り付ける場合は、以下の手順を実行します。
そうでない場合は、次のステップに進んでください。
- 次の図に示すように、テール・ストック・クランプを開いた位置にした状態で、アダプターをテール・ストック保持チャネル (A) にしっかり差し込みます。
- アダプターをカセットの上部の方向へ回転させて、所定の位置に収めます。
- テール・ストック・クランプ (B) を閉じます。
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アダプターを支えるようにアダプター保持器具を配置して、テール・ストック・クランプ (B) を回転させて閉じた位置にします。
図 3. PCIe アダプター・カセットへのアダプターの取り付け 注:- カセットの上部に、アダプターの上端に沿って保持器具が 2 つあります。アダプター・テール・ストックの反対側のカセットの端にも、保持器具がさらに 2 つあります。
- 図に示すように、アダプター保持器具クリップが水平位置 (A) にある場合、アダプター保持器具はロック解除されており、アダプターの方向へスライドさせることができます。
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図に示すように、アダプター保持器具をアダプターの方向へスライドさせ、保持器具 (B) を押して垂直位置にしてロックします。
重要: 下段のコーナー・サポート保持器具が EMX0 PCIe Gen3 I/O 拡張ドロワー・バックプレーンのアダプター・コネクターの妨げにならないことを確認します。
図 4. PCIe アダプター・カセットへのフルサイズのアダプターの取り付け - アダプターの端が保持器具の各溝に収まっていることを確認します。アダプターの形状や、コネクターが存在することにより、アダプターの端が保持器具の溝に収まらない場合には、保持器具が、その端またはコネクターに対してまだしっかりロックされていることを確認します。
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通常の高さのテール・ストックが付いた状態でロー・プロファイルの短い PCIe アダプターを取り付ける場合は、以下の手順に進みます。そうでない場合は、次のステップに進んでください。
重要: ロー・プロファイルのテール・ストックがカセットに入っている状態で、ロー・プロファイルの短い PCIe アダプターを取り付けようとしないでください。
- テール・ストック・クランプを開いた位置にした状態で、アダプターをテール・ストック保持チャネルにしっかり挿入します。
- アダプターをカセットの上部の方向へ回転させて、所定の位置に収めます。
- テール・ストック・クランプを閉じます。
- アダプターを支えるようにアダプター保持器具を配置して、保持器具クリップを回転させて閉じた位置にします。
- 次の図に示すように、アダプター安定器具 (C) を取り外します。
- フック・アーム (D) を、アダプターのコーナーの穴に入れます。フック・アームは、カードがエンクロージャー・バックプレーンのコネクターから切り離されるときに、カードを支えます。
- 保持器具 (B) を取り付けてロックします。
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次の図に示すように、アダプターの端が保持器具の各溝に収まっていることを確認します。アダプターの形状や、コネクターが存在することにより、アダプターの端が保持器具の溝に収まらない場合には、保持器具が、その端またはコネクターに対してまだしっかりロックされていることを確認します。
図 5. 支柱およびフック・アームが所定の位置に収まった状態での PCIe アダプター・カセットへのハーフサイズのロー・プロファイル・アダプターの取り付け
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PCIe アダプターがカセットに収まったら、以下の手順を実行して、カセット・カバーを再取り付けします。
- 次の図に示すように、カバー (B) をスライドさせてカセットの所定の位置に入れます。
- カバー・ラッチ (A) が開いた位置の状態のままで、カバーをピボット・ピン (C) に被せます。
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カバー・ラッチを解放して、カバーを所定の位置にロックします。
図 6. PCIe アダプター・カセット・カバーの再取り付け
- 以下のオプションから選択してください。
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AIX オペレーティング・システムを使用している場合は、コンソールで diag コマンドを使用して、PCIe アダプターが受け入れられるようにスロットを準備します。
- 「PCI ホット・プラグ・マネージャー」メニューから、「PCI ホット・プラグ・アダプターの追加」を選択します。
- アダプターを取り外したスロットを選択します。
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Enter キーを再度押して、スロットをアクション状態にします。
システム背面でアダプターの近くにあるオレンジ色の LED が高速で明滅しているときは、そのスロットが識別されてアダプターを受け入れる準備ができていることを示します。
- ステップ 11 に進みます。
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Linux オペレーティング・システムを使用している場合は、コンソールで drmgr コマンドを使用して、PCIe アダプターが受け入れられるようにスロットを準備します。
例えば、スロット U7879.001.DQD014E-P1-C3 に PCIe アダプターを取り付けるには、以下のように入力します。
drmgr -c pci -r -s locationcode
この例では、locationcode を U7879.001.DQD014E-P1-C3 で置き換えます。
画面の指示に従って、タスクを完了します。
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PCIe アダプター・カセットを EMX0 PCIe3 拡張ドロワーの指定のスロットに取り付けるには、以下の手順を実行します。
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ターゲット・スロットのラッチ・ドア (B) が開いた位置にあることを確認します。
重要: アダプター・カセットを PCIe スロットに挿入する前に、アダプターにケーブルが接続されていないことを確認してください。アダプターにケーブルが接続されている場合は、それを取り外します。アダプターへのケーブルの接続は、アダプター・カセットを PCIe スロットに挿入した後で行う必要があります。
- 次の図に示すように、PCIe アダプター・カセット (D) の上端を慎重につかみ、アダプター・カセットをスロットに位置合わせします。
- PCIe アダプター・カセットをスライドさせて、カセット・スロットに入れます。
- 次の図に示すように、PCIe アダプター・カセットがスロットに完全に挿入されたら、カセット・ハンドル (C) を下方に押して、カセットをそのコネクターにロックします。
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次の図に示すように、ラッチ・ドア (B) を下方に回転させ、閉じた位置になるまで押します。
ラッチ・レバー (A) が自動的に所定の位置にロックされます。
図 7. EMX0 PCIe3 拡張ドロワーへの PCIe アダプター・カセットの取り付け
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ターゲット・スロットのラッチ・ドア (B) が開いた位置にあることを確認します。
- ケーブルが取り外されている場合は、それらをアダプターに再接続します。