パーティション・モビリティー のソースおよび宛先サーバーの準備
ハードウェア管理コンソール (HMC) を使用して、ソース・サーバーから宛先サーバーにモバイル区画を正常にマイグレーションできるように、ソースおよび宛先のサーバー構成が正しく構成されていることを検証する必要があります。この作業には、ソースおよび宛先サーバーの論理メモリー・ブロック・サイズの検証、および宛先サーバーに関して使用可能なメモリーとプロセッサーのリソースの検証などがあります。
このタスクについて
アクティブまたは非アクティブパーティション・モビリティーのためにソースおよび宛先のサーバーを準備するには、以下の作業を実行してください。
| サーバー計画作業 | アクティブ・モビリティーの作業 | 非アクティブ・モビリティーの作業 | 情報リソース |
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| PowerVM® Enterprise Edition ハードウェア・フィーチャーが活動化されていることを確認する。 | ○ | ○ | |
| PowerVM Enterprise Edition ハードウェア・フィーチャーがない場合、Trial Live Partition Mobility を使用すると Live Partition Mobility を無料で評価できます。Trial Live Partition Mobility の起動コードを入力していることを確認します。 | ○ | ○ | |
ソースおよび宛先サーバーが、POWER7®、POWER8®、または以下の POWER9™ モデルのいずれかであるようにする。
注: 宛先サーバーには必須ソフトウェア・ライセンスおよびサポート保守契約が必要であることを確認してください。ご使用のサーバーでアクティブなライセンスを検証するには、「Entitled Software Support (ライセンス済みソフトウェア・サポート)」 Web サイトを参照してください。
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○ | ○ | |
| ソースおよび宛先のサーバーのファームウェア・レベルに互換性があることを確認してください。 | ○ | ○ | パーティション・モビリティー・ファームウェアのサポート・マトリックス |
ソースおよび宛先のサーバーが、HMC によって以下のいずれかの方法で管理されていることを確認する。
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○ | ○ | |
| 論理メモリー・ブロック・サイズが、ソースおよび宛先サーバーで同じことを確認する。 | ○ | ○ | 論理メモリー・ブロック・サイズの変更 |
| 宛先サーバーがバッテリー電源で実行中でないようにする。宛先サーバーがバッテリー電源で実行中の場合は、論理区画をマイグレーションする前に、サーバーを通常の電源に戻してください。 | ○ | ○ | |
| モバイル区画が共有メモリーを使用する場合、共有メモリー・プールが宛先サーバー上に作成されているようにする。 | ○ | ○ | 共用メモリー・プールの構成 |
| 宛先サーバーに、モバイル区画をサポートする十分な使用可能メモリーがあるようにする。 | ○ |
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| 宛先サーバーに、モバイル区画をサポートする十分な使用可能プロセッサーがあるようにする。 | ○ | 宛先サーバー上の使用可能プロセッサーの判別 | |
| ソースと宛先のムーバー・サービス区画 (MSP) が相互に通信できることを確認する。 | ○ | ||
| オプション: 非アクティブな パーティション・モビリティー の区画プロファイル・ポリシーを定義する。 | ○ | 非アクティブ パーティション・モビリティー の区画プロファイル・ポリシーの定義 | |
| ソース・サーバー上のモバイル区画が Active Memory Expansion を使用している場合、宛先サーバーが Active Memory Expansion に対応しているか検証する。 | ○ | ○ | Active Memory Expansion の宛先サーバーの検証 |
| ソース・サーバー上のモバイル区画がトラステッド・ブート機能に対応している場合、宛先サーバーがトラステッド・ブート機能をサポートしており、ソース・サーバーと同じトラステッド鍵を持っていることを検証する。宛先サーバーにあるトラステッド鍵がソース・サーバー上のものと異なる場合、パーティション・モビリティー操作は失敗します。 宛先サーバー上のトラステッド鍵を変更してソース・サーバー上のものと一致させるには、HMC コマンド行から chtskey を実行します。 宛先サーバーに、モバイル区画が使用するのに十分な使用可能の仮想トラステッド・プラットフォーム・モジュール (VTPM) があることを確認してください。 |
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| IBM® i モバイル区画を移動している場合、宛先サーバーが IBM i モバイル区画のマイグレーションと制限付き入出力モードをサポートしているか検証する。 また、IBM i モバイル区画が制限付き入出力モードであることも検証します。 | ○ | ○ |
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ソース・サーバー上のモバイル区画がリモート再始動機能の簡素化バージョン対応である場合は、宛先サーバーも、リモート再始動機能の簡素化バージョン対応の区画をサポートしていることを確認してください。 HMC がバージョン 8.5.0 である場合、migrlpar コマンドについて --requirerr オプションを指定できます。--requirerr オプションについて詳しくは、簡易リモート再始動およびマイグレーションについての考慮事項を参照してください。 |
○ | ○ |
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| ソース・サーバー上のモバイル区画が共有プロセッサー区画であり、仮想プロセッサーに対する処理装置の比率を 0.1 未満で 0.05 以上に構成している場合、プロセッサーの最小ライセンスである、仮想プロセッサー 1 台あたりプロセッサー 0.05 台を宛先サーバーがサポートしているか検査します。ソース・サーバーおよび宛先サーバーは、POWER7、 POWER8、または POWER9 プロセッサー・ベースのサーバーでなければなりません。 | ○ | ○ | 宛先サーバーのプロセッサー・レベルのハードウェア機能を検査することにより、宛先サーバーがソース・サーバーと同じ構成をサポートしているかどうか検証できます。プロセッサー・レベルのハードウェア機能を検査する手順については、宛先サーバーのプロセッサー・レベルのハードウェア機能の検査を参照してください。 |
| Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) 論理ポートを備えたモバイル区画を移行できるのは、HMC がバージョン 9.1.940 以降である場合のみです。このようなモバイル区画を移行するために、migrlpar コマンドの --migsriov 属性を使用できます。
注: HMC がバージョン 9.1.940.x であり、かつファームウェアがレベル FW940 の場合、Hybrid Network Virtualization 機能の「移行可能」オプションは、テクノロジー・プレビューとしてのみ使用でき、実動でのデプロイメントは意図されていません。ただし、HMC がバージョン 9.1.941.0 以降であり、ファームウェアがレベル FW940.10 以降の場合は、Hybrid Network Virtualization 機能の「移行可能」オプションはサポートされます。
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| モバイル区画が、VEPA モードの仮想スイッチを使用する仮想イーサネット・アダプターを使用している場合、またはモバイル区画が VSI プロファイルを適用した仮想イーサネット・アダプターを使用している場合、宛先サーバーも仮想サーバー・ネットワーク (VSN) をサポートしていることを検査します。 | ○ | ○ |
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| モバイル区画に仮想ネットワーク・インターフェース・コントローラー (vNIC) アダプターがある場合は、宛先サーバーが vNIC アダプターをサポートしている場合に限り、モバイル区画を宛先サーバーにマイグレーションすることができます。仮想ネットワーク・インターフェース・コントローラー・アダプターは、ソース・サーバーでリンク集約が使用されるときに、100% の SR-IOV ポート容量を使用します。したがって、区画モビリティー操作を使用可能にするには、宛先サーバーに同等な SR-IOV ポート・リソースが必要です。さらに、宛先サーバーに接続されるスイッチ・ポートがリンク集約で構成されることも必要です。 | ○ | ○ | 宛先サーバーが vNIC アダプターをサポートしていることを確認するには、宛先サーバーが vNIC アダプターをサポートしているかどうかの検証を参照してください。 |
| ソース・サーバーを管理する HMC がバージョン 8.4.0 以降であり、ファームウェアがレベル FW840 以降である場合、宛先サーバーのネットワーク構成と一致するように、モバイル区画の各 VLAN にそれぞれ異なる仮想スイッチ名を指定できます。宛先サーバーの HMC がバージョン 8.4.0 以降であり、ファームウェアがレベル FW840 以降であることを確認する必要があります。さらに、(ソース・サーバーの VLAN ID と一致する VLAN ID と、指定された仮想スイッチ名を持つ) ブリッジされた VLAN アダプターをホストする宛先サーバーの Virtual I/O Server (VIOS) がバージョン 2.2.4.0 以降であることを確認する必要があります。 | ○ | ○ | 宛先サーバーが仮想スイッチ名の変更をサポートしていることを確認するには、宛先サーバーが仮想スイッチ名の変更をサポートするかどうかの検証を参照してください。 |
| ソース・サーバーを管理する HMC がバージョン 8.6.0 以降であり、ファームウェアがレベル FW860 以降である場合、パーティション・モビリティー操作にはデフォルトで冗長 MSP が選択されます。宛先サーバーを管理する HMC もバージョン 8.6.0 以降であり、ファームウェア・レベルも FW860 以降でなければなりません。さらに、ソース・サーバーと宛先サーバーの VIOS がバージョン 2.2.5.0 以降であることも確認する必要があります。 | ○ | 宛先サーバーが冗長 MSP をサポートすることを確認するには、ソース・サーバーまたは宛先サーバーで冗長ムーバー・サービス区画がサポートされていることの確認を参照してください。 | |
| HMC がバージョン 9.2.0 以降である場合、モバイル区画で GNU zip (gzip) サービス品質 (QoS) クレジットが使用可能になっていると、宛先サーバーで、ハードウェア・アクセラレーターへのユーザー・モード・アクセスの有効化がサポートされている必要があります。宛先サーバーに、モバイル区画に割り当てる十分な量の gzip QoS クレジットがあることも確認する必要があります。gzip アクセラレーターは、システム・パフォーマンスおよびネットワーク入出力効率を高めるのに使用される圧縮/圧縮解除カードです。QoS クレジットは、論理区画が共用ハードウェア・アクセラレーターにアクセスできるようにするために使用されるメカニズムです。 | ○ | ○ | |
| モバイル区画に対してセキュア・ブート機能が使用可能になっている場合は、パーティション・モビリティー操作が正常に実行されるように、宛先サーバーでもセキュア・ブート機能がサポートされていることを確認してください。オペレーティング・システムも、セキュア・ブート機能をサポートしている必要があります。また、HMC はバージョン 9.2.0 以降、ファームウェアはレベル FW920 でなければなりません。宛先サーバーでセキュア・ブート機能がサポートされていない場合は、モバイル区画でセキュア・ブート機能を使用不可にして、パーティション・モビリティー 操作を再開する必要があります。 | ○ | ○ | |
| モバイル区画に対してプラットフォーム鍵ストア機能が使用可能になっている場合は、パーティション・モビリティー操作が正常に実行されるように、宛先サーバーでもプラットフォーム鍵ストア機能がサポートされていることを確認してください。また、HMC はバージョン 9.2.950.0 以降、ファームウェアはレベル FW950 でなければなりません。宛先サーバーでプラットフォーム鍵ストア機能がサポートされていない場合は、ソース区画でプラットフォーム鍵ストア機能を使用不可にする必要があります。 | ○ | マイグレーションを正常に完了させるには、ソース・システムと宛先システムの両方に構成されているユーザー定義のシステム・キーを一致させる必要があります。 | サーバーがプラットフォーム鍵ストア機能をサポートしていることを検証するには、サーバーがプラットフォーム鍵ストア機能をサポートしていることを検証する を参照してください。 |
| ソース・システムの論理区画で仮想シリアル番号 (VSN) が使用されている場合は、パーティション・モビリティー操作が正常に完了するように、宛先サーバーでも VSN 機能をサポートしていることを確認してください。また、HMC はバージョン 9.2.950.0 以降、ファームウェアはレベル FW950 でなければなりません。 | ○ | ○ |