専用メモリーを動的に管理

Hardware Management Console (HMC) を使用して、 専用メモリーを使用する 実行中の論理区画との間で物理メモリーを動的に追加、除去、および移動することができます。 これにより、論理区画をシャットダウンせずに、 専用メモリーを使用するそれぞれの論理区画に割り当てられている物理メモリーを調整できます。

DPO オペレーションが進行中に、実行中の論理区画へまたはその論理区画から物理メモリーを動的に追加、削除または移動する場合、DPO オペレーションの完了を待つかまたは DPO オペレーションを手動で停止するかのいずれかが必要です。

IBM® i 論理区画での動的メモリー変更は、論理区画 (*BASE プール) の基本メモリー・プールに影響します。 専用メモリー・プールや共用メモリー・プールは 影響を受けません。 動的メモリー変更によって、基本プールのメモリー容量が、基本プール で必要な最小メモリー容量 (基本ストレージ最小サイズ (QBASPOOL) システム値によって決定 される) を下回るようにすることはできません。 動的メモリー変更によって、基本プールが この容量を下回るようにしようとした場合、システムは、基本プールで必要な最小メモリー容量を確保してから、 超過した分のメモリー・ページのみを解放します。

動的メモリー移動の際のデータ損失を防ぐため、システムはまずメモリー・ページ からディスクにデータを書き込んでから、そのメモリー・ページを他の論理区画で使用できるように解放します。 移動を要求したメモリーの 容量によっては、この作業にかなりの時間がかかることがあります。

それぞれの論理区画内のメモリーは、割り当てられた最小値から 最大値までの範囲内で動作します。 ある論理区画に割り当てるメモリーの全量が、その論理区画で使用できるようになるとは限りません。 割り当て済みの最大メモリーをサポートするのに必要な静的メモリー・オーバーヘッドは、予約済みまたは隠れたメモリー量に影響します。 この静的メモリー・オーバーヘッドは、論理区画の最小メモリー・サイズにも影響します。

注:
  • リソースが動的に移動される場合、構成変更は一時的なものでパーティション・プロファイルには反映されません。 これは、次に区画プロファイルが活動化されるときに、すべての構成変更が失われることを意味します。 新しい論理区画構成を保存する場合、区画プロファイルを変更するか、または論理区画構成を新規の区画プロファイルに保存します。
  • 論理区画に物理メモリーを追加、削除、移動する動的論理区画タスクが並行して実行される場合、並行タスクが完了した後で、論理区画に予期された容量の物理メモリーがないことがあります。 動的論理区画タスクが完了した後で、論理区画に割り当てる物理メモリーの容量を指定するか、あるいは論理区画に対して追加、削除、または移動する物理メモリーの容量を指定するにもかかわらず、論理区画に予期された容量の物理メモリーがないことがあります。