PCIe3 x8 2 ポート・ファイバー・チャネル (32 Gb/秒); (FC EN1A および EN1B; CCIN 578F)

フィーチャー・コード (FC) EN1A アダプターおよび EN1B アダプターの仕様およびオペレーティング・システム要件について説明します。

概説

FC EN1A と FC EN1B は、電子的に同一です。 FC EN1A はフルハイト・アダプターであり、FC EN1B はロー・プロファイル・アダプターです。

PCIe3 x8 2 ポート・ファイバー・チャネル (32 Gb/ 秒) アダプターは、 PCI Express (PCIe) 第 3 世代 (Gen3) x8 アダプターです。 このアダプターは、システム内の x8 と x16 のどちらの PCIe スロットでも使用できます。 このアダプターは、Emulex LPe32000-series PCIe ホスト・バス・アダプター(HBA) をベースにした高性能アダプターです。 このアダプターは、SR 光ファイバーを使用する 32 Gb ファイバー・チャネル機能を提供する 2 つのポートを備えています。 各ポートは、最大 32 Gb のファイバー・チャネル機能を同時に提供できます。 各ポートは、ファイバー・リンクを介して単一イニシエーター機能を提供するか、または NPIV を使用して複数のイニシエーター機能を提供します。 これらのポートは SFP+ であり、光 SR トランシーバーを備えています。 ポートは LC タイプ・コネクターを備え、短波レーザー光学を使用します。 このアダプターはリンク・スピード 8、16、および 32 Gbps で動作し、自動的にネゴシエーションして可能な限り最高速度で動作します。 各ポートには 2 つの LED インディケーターがあり、それらは各コネクターの横にあるブラケットに付いています。 これらの LED は、ブート状況を通信し、作動状態を視覚的に示します。 これらの LED には 5 つの状態が定義されており、定常点灯、常時オフ、低速明滅、高速明滅、および定常明滅があります。 低速明滅の速度は 1 Hz です。 高速点滅は 4 Hz です。明滅とは、テストの進行状況を反映する不定期なオン/オフ遷移をいいます。 オペレーターは、LED の一連の動作を数秒間観察して、作動状態を正しく識別する必要があります。

図1: PCIe3 x8 2 ポート・ファイバー・チャネル (32 Gb/秒)
PCIe3 x8 2 ポート・ファイバー・チャネル・アダプター (32 Gb/ 秒)

仕様

項目
description
アダプターの FRU 番号
01FT704
I/O バス・アーキテクチャー
PCIe3 x8.
スロット要件
スロットの優先順位、最大値、および配置規則について詳しくは、 アダプターの配置規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。
電圧
3.3 V, 12 V
フォーム・ファクター
Short、ロー・プロファイル。
最大数
サポートされるアダプターの最大数について詳しくは、 アダプターの配置規則とスロットの優先順位 を参照し、作業しているシステムを選択してください。
実現される属性
32 Gb/秒のスループット。
拡張診断と管理の容易性。
他に類を見ない性能と、より高いポート使用効率。
ファイバー・リンクを介した、あるいは NPIV を使用した単一イニシエーター機能。
複数のイニシエーター機能。

オペレーティング・システムまたは区画の要件

新しいフィーチャーを取り付ける場合、必ず、その新規フィーチャーのサポートに必要なソフトウェアを準備し、そのフィーチャーおよび接続デバイスについて満たす必要のある前提条件がないか判別してください。 オペレーティング・システムおよび区画の要件については、以下のトピックのいずれかを参照してください。
  • ライブラリーおよびユーティリティーを使用可能にするための最新バージョンは、 Fix Central Web サイトからダウンロードできます。
  • Power Systems Prerequisites Web サイトを参照してください。
  • IBM System Storage Interoperation Center (SSIC) Web サイト。
  • 最新バージョンのデバイス・ドライバーまたは IBM® Power ® RAID アダプター・ユーティリティー (iprutils) は、 IBM Service and Productivity Tools Web サイトからダウンロードできます。
  • Linux on Power サーバーに関する重要な特記事項については、 Linux® on IBM Web サイトを参照してください。