「システム管理コンソール」画面

システム管理コンソールのメインビューは、 Sterling™ Order Management Application Platformの全体的なステータスを表示します。

メインとなる 3 つのタイプの画面表示は、それぞれ 5 分ごとに最新情報に更新されます。 コンソールの他画面の表示は、こうして最新情報に更新されることはありません。

表 1. 「システム管理コンソール」
アクション   説明
次のアクションは、「ツール」メニューから実行できます。
「モニタリング・グループの作成」 このアクションにより、「 モニター・グループの詳細 (Monitor Group Details) 」画面が表示され、API、エージェント、統合サーバー、または JMS キューの新規モニター・グループを作成できます。
「トレース・コンポーネント」 このアクションにより、 「トレースされたコンポーネントのリスト」画面 が表示され、トレースを表示および追加することができます。
「稼働中のエージェントまたは統合サーバーの表示 (View Live Agent or Integration Servers)」 このアクションにより、「 ライブ・エージェントまたは統合サーバー (Live Agent or Integration Servers) 」画面が表示され、エージェントまたは統合サーバーを表示および制御することができます。
ステータス・バー

ステータス・バーは、メイン・アプリケーション・ウィンドウの右下隅に表示されます。 このステータス・バーには、システム全体のさまざまな情報を表すアイコンがあります。 ステータス・バーは常に表示しておくことをお勧めします。そうすれば、アプリケーションのあらゆる問題がアイコンの変化によってすぐにわかります。

アイコン アイコン名 説明
セキュリティー
ユーザー このアイコンのツールチップでは、システム管理コンソールにログインしているユーザーの情報が表示されます。
タイム・ゾーン
ロケール このアイコンのツールチップでは、アクティブなロケールに関する情報が表示されます。
停止
トレース このアイコンは、システム管理コンソールのトレース機能に関する現在のステータスを表します。 このアイコンをクリックしてトレースをオンまたはオフに変更できます。 トレースがオフの場合、アイコンには X が付いた赤い円が表示されます。 トレースがオンの場合、アイコンにはチェック・マークが付いた緑色の円が表示されます。 システム管理コンソールの問題をデバッグするのでなければ、トレースは常にオフにしておくとよいでしょう。 トレースがオンに変わると、そのことを伝えるメッセージが log4jconfig.xml で構成されたアペンダーに出力されます。 トレースがオンになっていると、システム管理コンソールの画面の表示が通常よりもかなり遅くなります。
アプリケーション・サーバー・ダウン
すべてのアプリケーション・ホスト (All Application Hosts) このアイコンは、アプリケーション・ホスト全体の状態を表します。 すべてのアプリケーション・ホストにおける最悪の状態が適切な色 (正常、赤、黄または使用不可) で表されます。 例えば、1 つのホストに関連するアプリケーション・サーバーがすべてダウンしている場合、アイコンの表示は使用不可を示します。 すべてのアプリケーション・サーバーが実行されているものの、1 つのアプリケーション・サーバーが応答時間のしきい値を超過している場合、アイコンは赤く表示されます。 すべてのアプリケーション・サーバーが実行されていて何も問題がない場合、アイコンは正常を示します。
アピバッド
すべての API グループ (All API Groups) このアイコンは、API グループ全体の状態を表します。 すべての API グループにおける最悪の状態が適切な色 (正常、赤または黄) で表されます。
エージェントバッド
すべてのエージェント/統合サーバー・グループ (All Agents/Integration Server Groups) このアイコンは、エージェント・グループまたは統合サーバー・グループ全体の状態を表します。 すべてのエージェント・グループまたは統合サーバー・グループにおける最悪の状態が適切な色 (正常、赤または黄) で表されます。
jms
すべての JMS キュー・グループ (All JMS Queue Groups) このアイコンは、JMS キュー・グループ全体の状態を表します。 すべての JMS キュー・グループにおける最悪の状態が適切な色 (正常、赤または黄) で表されます。
表 2. 「システム管理コンソール」画面、クライアント
クライアント

画面のクライアントに関する部分とアプリケーション・ホストに関する部分の間の矢印には、クライアントとサーバーからの要求や応答に関する情報が示されます。

アプリケーション・ホストに向かう矢印には、1 秒あたりの要求数が表示されます。 この数は、最後の統計間隔において Application Console のユーザーから送信された HTML 要求の (1 秒あたりの) 数を表します。 これにより、アプリケーション・サーバーがユーザーから受ける負荷がわかります。

クライアントに向かう矢印には、アプリケーション・サーバー全体の平均応答時間が表示されます。 この数値は、 Application Console のユーザーが経験している応答時間の概略を示します。

テーブル3。 「システム管理コンソール」画面、アプリケーション・ホスト
アプリケーション・サーバー・アイコン
アプリケーション・ホスト アプリケーション・ホスト

アプリケーション・サーバーが実行されているアプリケーション・ホスト (物理マシン) ごとに、次の情報が「アプリケーション・ホスト」パネルに表示されます。

このアイコンの横の進行状況表示バーでは、ホストで実行されているいずれかのアプリケーション・サーバーが示す最高キャッシュ使用率がわかります。

ホストで実行されているいずれかのアプリケーション・サーバーが示す最高応答時間が進行状況表示バーの横に示されます。

アプリケーション・ホストの名前は、アイコンの下に表示されます。

アプリケーション・ホストの要約 (Application Hosts Summary)」画面を表示するには、アプリケーション・ホスト上でシングルクリック (または右クリックして「詳細」を選択) します。

アイコン アイコン名 説明
アプリケーション・サーバー・グループ良好
通常応答時間 (Normal Response time) 正常 - すべてのアプリケーション・サーバーが適切な応答時間で正常に実行されています。
アプリケーション・サーバー・グループ不良
しきい値を超える応答時間 (Response Time Above Threshold) - 実行中のアプリケーション・サーバーの 1 つ以上で、応答時間が設定されたしきい値を超えています。
エージェント・サーバー・グループの警告
しきい値に近い応答時間 (Response Time Near Threshold) - 実行中のアプリケーション・サーバーの 1 つ以上で、応答時間が設定されたしきい値に近づいています。
サーバーグループ一部停止
サーバー障害 正常で黄色の×印 - アプリケーション・サーバーの一部がダウンしています。 このアイコンが表示されるのは、ホストで複数のアプリケーション・サーバーが実行されており、そのうちの 1 つ以上がダウンしていて、少なくとも 1 つはまだ実行されている場合のみです。
アプリケーション・サーバー・グループのダウン
すべてのサーバー・ダウン (All Servers Down) 使用不可で赤色の×印 - アプリケーション・サーバーがすべてダウンしています。
テーブル4。 「システム管理コンソール」画面、API グループ
アピグルピコン
API グループ API グループ

API モニター・グループごとに、次の情報が「API グループ」パネルに表示されます。

アイコンの下に API グループの名前が表示されます。 グループ名の横の括弧内に、そのグループ内のアクティブな API の数が表示されます。 API は、直近の統計間隔内で呼び出された場合にアクティブとみなされます。

API グループの要約 (API Groups Summary)」画面を表示するには、API グループをシングルクリック (または右クリックして「詳細」を選択) します。

アイコン アイコン名 説明
アピグッド
通常 API 応答時間 (Normal API Response Time) 正常 - すべての API が適切な応答時間で正常に実行されています。
API 応答時間がしきい値を超えています
しきい値を超える API 応答時間 (API Response Time Above Threshold) - 実行中の API の 1 つ以上で、応答時間が設定されたしきい値を超えています。
API 応答時間がしきい値に近づいています
しきい値に近い API 応答時間 (API Response Time Near Threshold) - 実行中の API の 1 つ以上で、応答時間が設定されたしきい値に近づいています。
テーブル5。 「システム管理コンソール」画面、データベース
データベース

システム管理機能では、データベースをモニターする方法はありません。 システム管理コンソールとは別にサード・パーティーのデータベース・モニター・ソフトウェアを使用することをお勧めします。

「データベース」パネルには、アプリケーションで使用されているデータベースに関する情報が表示されます。

フィールド 説明
ドライバー名 METADATA データベースへの接続に使用されるデータベース・ドライバーの名前。
ドライバー・バージョン METADATA データベースへの接続に使用されるデータベース・ドライバーのバージョン。
データベースのバージョン データベースのバージョンに関する詳細な情報がデータベース・アイコンのツールチップに表示されます。
アクション 説明
キャッシュのクリア このアクションにより、データベースのキャッシュはすべてクリアされます。すべてのアプリケーション、エージェントおよび統合サーバーのキャッシュもクリアされます。
テーブル6。 「システム管理コンソール」画面、エージェント・グループまたは統合サーバー・グループ
エージェント・グループ・ピコン
エージェント/統合サーバー・グループ エージェント・グループまたは統合サーバー・グループ

エージェントまたは統合サーバーのモニター・グループごとに、次の情報が「エージェント/統合サーバー・グループ」パネルに表示されます。

エージェント・グループまたは統合サーバー・グループの名前がアイコンの下に表示されます。 グループ名の横の括弧内に、グループ内のアクティブなエージェントまたは統合サーバーの数が表示されます。 エージェントまたは統合サーバーは、直近の統計間隔内で何らかのアクティビティーが実行された場合にアクティブとみなされます。

「エージェントおよび統合サーバーの要約」画面を表示するには、エージェントまたは統合サーバー・グループをシングルクリック (または右クリックして「詳細」を選択) します。

アイコン アイコン名 説明
エージェント・サーバー・グループ良好
通常の保留タスク数 (Normal Number of Pending Tasks) 正常 - すべてのエージェントで、保留タスク数が設定されたしきい値に達していません。
エージェント・サーバー・グループが不良
しきい値を超える保留タスク数 (Pending Tasks Above Threshold) - 1 つ以上のエージェントで保留タスク数が設定されたしきい値を超えています。
エージェント・サーバー・グループの警告
しきい値に近い保留タスク数 (Pending Tasks Near Threshold) - 1 つ以上のエージェントので、保留タスク数が設定されたしきい値に近づいています。
表 7. 「システム管理コンソール」画面、JMS キュー・グループ
jmsqueuegroupアイコン
JMS キュー・グループ JMS キュー・グループ

JMS キューのモニター・グループごとに、次の情報が「JMS キュー・グループ」パネルに表示されます。

アイコンの下に JMS キュー・グループの名前が表示されます。

JMS キューの要約」画面を表示するには、JMS キュー・グループをシングルクリック (または右クリックして「詳細」を選択) します。

アイコン アイコン名 説明
jmsgroupgood
通常のメッセージ数 (Normal Number of Messages) 正常 - すべてのキューで、メッセージ数が設定されたしきい値に達していません。
JMS グループ不良
しきい値を超えるメッセージ数 (Messages Above Threshold) - 1 つ以上のキューで、メッセージ数が設定されたしきい値を超えています。
JMS グループ警告
しきい値に近いメッセージ数 (Messages Near Threshold) - 1 つ以上のキューで、メッセージ数が設定されたしきい値に近づいています。