Web UI フレームワークのデフォルトのコード・テンプレート
Web UI フレームワークにはデフォルトとして付属しているコード・テンプレートがいくつか存在します。 それらのコード・テンプレートには、リソース、リソース許可、およびメニューが含まれます。
Web UI フレームワークには、実行時にさまざまな WUF 画面コンポーネントを更新するために使用できる、以下のテンプレートが含まれています。
- マッシュアップ API
- Struts アクション
- JSB (JavaScript ビルダー)
- リソース
- リソース許可
- リソースおよび許可 (リソースとリソース許可テンプレートの組み合わせ)
- メニュー
WUF は、XML コード・テンプレートの (デフォルトでの) 作成に、テンプレート・メタデータを使用します。次いでこのテンプレートは、アプリケーションが使用する XML コードを生成するために使用されます。 ただし、定義できるのは XML テンプレートではないカスタム・テンプレートです。
テンプレートの更新は、以下の方法で行われます。
- 現在のログイン・セッションにおいて (すべてのテンプレート)。 変更内容は、ログインしている間のみ持続します。 変更内容は、ログインしている間にテストできます。
- データベースにおいて (マッシュアップと JSB を除く、すべてのテンプレート)。 変更内容は永続的であり、それらを削除するまで維持されます。 データベース内でのコンポーネントの更新は、Applications Manager でのそれら同じコンポーネントの更新の代替方法です。
続くいくつかのセクションでは、各テンプレートが機能する方法、および各種コンポーネントの XML エレメントについて説明しています。
マッシュアップ
これはセッション内のマッシュアップ・レジストリーのみを更新します (データベース内での永続的な更新ではありません)。
生成されたテンプレート・コードは、コピー・アンド・ペーストによって、mashup.xml ファイルの更新に使用できます。 集約機能マッシュアップを使用するか、またはさらに属性をマッシュアップ・コードに追加する場合は、独自のテンプレートを定義する必要があります。
以下の変数は、マッシュアップのデフォルトのコード・テンプレートで使用されます。
アイテム | 説明 | ソース |
---|---|---|
ID | アプリケーション内のマッシュアップを一意的に識別します。 | ユーザー入力。 |
説明 | マッシュアップに関する情報。 | ユーザー入力。 |
apiName | マッシュアップで使用される API。 | ユーザー入力。 |
入力 | マッシュアップへの入力。 | ユーザー入力。 |
outputTpl | サーバーからの出力。 | ユーザー入力。 |
struts
Struts は、以下の場合に、生成されたコードをアプリケーションの struts.xml ファイルに追加することによって更新できます。
- struts.xml ファイルは、パッケージされていた jar ファイルから除去され、WEB-INF/classes ディレクトリーの下に置かれます。
例えば stk の場合は、stk_struts.xml ファイルを platform_ui_demo_app.jar ファイルから除去し、それを WEB-INF/classes ディレクトリーの下に置きます。
struts.xml ファイルに加えるすべての変更は、アプリケーションに反映されます。 2 つのアクションが同じ ID を持っている場合、アプリケーションでは、ファイル内で後のほうにあるアクションが選出されます。
- Struts dev モードが有効になります (WAR ファイルが -Ddevmode=true を指定して作成されている場合は、自動的にオンになります)。
- 以下のコマンドを使用すると、アプリケーションは展開された WAR ファイルとしてデプロイされます。
buildwar.sh -Dwarfiles=<war file name> -Dappserver=<appserver> -Dnowebservice=true -Ddevmode=true
WebLogic 12.1.2 を使用する場合は、次のコマンドを使用します。
buildwar.sh -Dwarfiles=<war file name> -Dappserver=weblogic -Dnowebservice=true -Ddevmode=true Dwls-12=true
以下の変数は、Struts アクションのデフォルトのコード・テンプレートで使用されます。
アイテム | 説明 | ソース |
---|---|---|
actionName | アプリケーション内のアクションを一意的に識別します。 | ユーザー入力。 |
ID | 使用される/呼び出されるマッシュアップの ID。 | ユーザー入力。 |
input_ns | 入力に使用される名前空間。 | ユーザー入力。 |
output_ns | 出力に使用される名前空間。 | ユーザー入力。 |
success_jsp_path | アクションが正常に完了した場合にロードする JSP。 | ユーザー入力。 |
JSB (JavaScript ビルダー)
これはセッション内の JSB レジストリーのみを更新します (データベース内での永続的な更新ではありません)。
JSB (JavaScript ビルダー) のデフォルト・コード・テンプレートでは、以下の変数が使用されます。
アイテム | 説明 | ソース |
---|---|---|
proj_name | プロジェクトの名前。 | ユーザー入力。 |
target_name | JavaScript ライブラリーを識別します。 アプリケーション内で固有である必要があります。 | ユーザー入力。 |
target_file | JavaScript ライブラリーのディレクトリー/ファイル・パス。 | ユーザー入力。 |
loadAfter | 後に現在の JSB ライブラリーがロードされる必要のあるライブラリーを指定します。 | ユーザー入力。 |
config_js | 画面の config.js ファイルのパス。 | ユーザー入力。 |
js | 画面用の JavaScript ファイルのパス。 | ユーザー入力。 |
bundle_js | 画面用のバンドル JavaScript ファイルのパス。 | ユーザー入力。 |
リソース
これはリソースを、現行セッション内で、およびデータベース内で永続的に、更新または追加します。
以下の変数は、リソースのデフォルトのコード・テンプレートで使用されます。
アイテム | 説明 | ソース |
---|---|---|
app_code | アプリケーション・コード。 | ユーザー入力。 |
app_name | アプリケーション名。 | ユーザー入力。 |
parent_resource_id | 親リソースのリソース ID。 | ユーザー入力。 |
resource_create_type | リソース作成タイプ (例えば、USER)。 | ユーザー入力。 |
resource_desc | リソースに関する情報。 | ユーザー入力。 |
resource_key | リソースの固有キー。 | ユーザー入力。 |
URL | Struts アクションのアクション URL。 | ユーザー入力。 |
リソース許可
これはリソース許可を、現行セッション内で、およびデータベース内で永続的に、更新または追加します。
以下の変数は、リソース許可のデフォルトのコード・テンプレートで使用されます。
アイテム | 説明 | ソース |
---|---|---|
resource_perm_key | リソース許可キー。 | ユーザー入力。 |
user_group_id | ユーザーが属するグループの ID。 | ユーザー入力。 |
user_group_key | ユーザーが属するグループのキー。 | ユーザー入力。 |
リソースおよび許可
これはリソース・テンプレートとリソース許可テンプレートを組み合わせたものです。 これはリソースとリソース許可を、現行セッション内で、およびデータベース内で永続的に、更新または追加します。
以下の変数は、リソースと許可のデフォルトのコード・テンプレートで使用されます。
アイテム | 説明 | ソース |
---|---|---|
app_code | アプリケーション・コード。 | ユーザー入力。 |
app_name | アプリケーション名。 | ユーザー入力。 |
parent_resource_id | 親リソースのリソース ID。 | ユーザー入力。 |
resource_create_type | リソース作成タイプ (例えば、USER)。 | ユーザー入力。 |
resource_desc | リソースに関する情報。 | ユーザー入力。 |
resource_key | リソースの固有キー。 | ユーザー入力。 |
URL | Struts アクションのアクション URL。 | ユーザー入力。 |
resource_perm_key | リソース許可キー。 | ユーザー入力。 |
user_group_id | ユーザーが属するグループの ID。 | ユーザー入力。 |
user_group_key | ユーザーが属するグループのキー。 | ユーザー入力。 |
メニュー
これはメニューを、現行セッション内で、およびデータベース内で永続的に、更新または追加します。 これにより、Applications Manager によるメニュー作成方式の代替方法が提供されます。
以下の変数は、メニューのデフォルトのコード・テンプレートで使用されます。
アイテム | 説明 | ソース |
---|---|---|
menu_desc | メニュー項目に関する情報。 | ユーザー入力。 |
menu_key | このメニューを一意的に識別するために使用されるキー/ID。 | ユーザー入力。 |
menu_type | メニュー・タイプ。 | ユーザー入力。 |
parent_menu_key | 親のメニュー・キー。 | ユーザー入力。 |
resource_key | ソースを識別するために使用されるキー。 | ユーザー入力。 |