デベロッパーズ・ツールキット固有の値による機能プロパティーのオーバーライド

開発者ツールキット固有の IBM Sterling® Order Management Systemproperties は、 customer_overrides.properties ファイルに追加するのではなく、 om-functional.properties ファイルに追加することができます。 om-functional.properties ファイルにプロパティーを追加した場合、プロパティーはカスタマイズ・パッケージとともにエクスポートされません。ただし、 om-functional.properties ファイルは、 customer_overrides.properties ファイルの代わりにはなりません。

om-functional.properties ファイルでデベロッパーズ・ツールキット固有のプロパティーを構成するためのデフォルトの om-functional.properties.sample ファイルが用意されています。

devtoolkit_docker/compose/om-functional.properties.sample

om-functional.properties.sample ファイルのコピーを作成し、 om-functional.propertiesという名前を付けます。

例えば、クラウド環境の場合、機能する yfs プロパティーの値 abcd は pqr でなければなりません。 custom_overrides.properties ファイルで yfs.abcd=pqr を設定する必要があります。

ただし、デベロッパーズ・ツールキットの場合、機能プロパティーの性質上、値は xyzでなければなりません。そのため、 om_functional.properties ファイルで yfs.abcd=xyz を追加で設定できます。

この構成により、 pqr がカスタマイズ・パッケージの一部としてエクスポートされる場合でも、デベロッパーズ・ツールキットに xyz 値が使用されるようになります。

注意:

customer_overrides.properties ファイルに同じプロパティーが存在する可能性があるため、 om_functional.properties ファイルに追加されたすべてのプロパティーを確認する必要があります。 om_functional.properties で設定された値は、デベロッパーズ・ツールキットでのテストに使用されます。一方、 customer_overrides.properties で設定された値は、クラウド環境にエクスポートされても、デベロッパーズ・ツールキットでテストされません。