PARMGEN 構成の変数
パラメーター定義で変数を使用すると、システムでパラメーターの固有値を保持しながら、それらの定義を共有することができます。 変数はプレースホルダーとして機能します。 この定義を共有する各システムでは、製品の初期化中に変数を固有値に置き換えます。 RTE 構成プロファイル内の大半のパラメーターは、変数を値として使用するためにカスタマイズできます。
シンボリック値を使用する場合、構成されたコンポーネントおよび製品は、それらが開始されたシステム (ホスト z/OS® システム) の値を継承します。 開始タスクには、製品パラメーター・メンバー内のすべての変数の指定を解決する前処理ステップが含まれています。 これらのシステム固有値はその後、コンポーネントが稼働している間のみ存在する一時データ・セットに自動的にロードされます。 その結果、ホスト z/OS システムのシステム固有のパラメーター値を使用して、ソフトウェアが正しく実行されます。
変数を使用すると、構成値が変更された場合に、中断を伴う多くの再構成タスクを回避できます。 変数を使用して、1 つの LPAR 上にある、他の LPAR で実行される予定のランタイム環境を構成することもできます。
変数は始動時に解決されるため、ランタイム環境間でプロシージャーと VTAM ® エレメントを共有することができます。 ユーザー定義変数を使用すると、値が変更された場合にランタイム環境を再構成する必要がなくなるため、柔軟性を得られます。
LPAR の WCONFIG(%RTE_NAME%) 構成プロファイルで RTE_SYSV_SYSVAR_FLAG パラメーターを Y に設定することにより、変数のサポートを使用可能にする必要があります。 変数は、高可用性ハブ・モニター・サーバーのランタイム環境で使用することはできません。