構成プロファイルのカスタマイズ

構成プロファイルは、前のステップで指定した値を使用して調整されています。 それらには、すべての必須パラメーターと一部のオプション・パラメーターのデフォルト値も含まれています。 必要な追加のカスタマイズの量は、ランタイム環境 (RTE) の作成方法、およびご使用の環境がモデルまたは製品提供のデフォルト値とどの程度異なるかによって決まります。 少なくとも、変数解決の値を含む、サイト固有の値 (モニターするすべてのサブシステム、IPPIPE および SNA のデフォルト以外のプロトコルなど) は指定する必要があります。 また、利用するすべての機能を使用可能にして構成する必要もあります (自己記述型エージェントのサポートなど)。

手順

  1. 「ワークフロー-基本オプション・メニュー (Workflow-Primary Option Menu)」から、 2 (PARMGEN 構成プロファイルのカスタマイズ (Customize PARMGEN configuration profiles)) を選択します。

    「Customize PARMGEN Configuration Profile Members」パネル (KCIP@PG6) が表示されます。

  2. コマンド行に DLAJOB と入力し、 Enter を押して、構成プロファイル内のいくつかのパラメーターの値を自動検出する複合 KCIJPDLA ジョブを確認します。 ジョブの設定を確認した後でジョブをサブミットします。
  3. 1 を選択して、RTE プロファイルを編集します。
    • この RTE 内のコンポーネントを、TEMS に接続するように構成します。 以下のパラメーターに値を指定して、通信プロトコル、ポート、TEMS ホスト、TEMS ノード、TEMS VTAM、およびエージェントのローカル VTAM とログオン情報を指定します。
      • Kpp_AGT_COMM_PROTOCOLn: 優先順位に従って通信プロトコルを指定します (IPPIPE、SNA など)。
      • Kpp_TEMS_TCP_PIPE_PORT_NUM: エージェントが TEMS に接続するためのプロトコル・ポート番号を指定します。
      • Kpp_TEMS_LOCAL_CONNECT_FLAG: このエージェントの接続先となる 1 次 TEMS は別の RTE 上で構成されているか、非 z/OS プラットフォーム上で実行されているため、このパラメーターには N を指定します。
      • Kpp_TEMS_NAME_NODEID: エージェントの接続先となる非ローカルの 1 次 TEMS のノード ID を指定します (例: SYSA:CMS)。
      • Kpp_TEMS_TCP_HOST: エージェントの接続先となる TEMS のホストを指定します (例: SYSA)。
      • Kpp_AGT_TCP_HOST: エージェントのローカル TCP/IP 情報を指定します。
      • Kpp_TEMS_VTAM_*: 1 次 TEMS の VTAM 情報を指定します。
      • Kpp_AGT_VTAM_*: エージェントのローカル VTAM 情報とアプリケーション ID を指定します。
    • 自己記述型エージェント (SDA) 機能を使用する場合は、KDS_KMS_SDA の解決値を Y に設定し、サイト固有の値を RTE_USS_RTEDIR に指定します。
    • 以下の 1 つ以上の製品がこの RTE で構成されている場合は、少なくとも構成する必要があるパラメーターについて、 OMEGAMON モニター・エージェントおよびその他のコンポーネントの構成 を参照してください。
      • OMEGAMON for DB2 on z/OS Performance Expert および Performance Monitor
      • OMEGAMON for IMS on z/OS
      • OMEGAMON for Networks
    • 有効にする任意のモニター・サーバー機能を構成できます (Tivoli Enterprise Monitoring Server の構成)。
  4. $GBL$USR グローバル・プロファイルを編集するには、 2 を選択します。
    SDA を有効化した場合は、少なくとも GBL_HFS_JAVA_DIR1 パラメーターに値を指定する必要があります。 また、必要に応じて、ロード・ライブラリー・パラメーター GBL_DSN_CSF_SCSFMOD0 および「 グローバル構成プロファイルのカスタマイズ」にリストされている製品固有のパラメーターの値を編集する必要があります。

次のタスク

オーバーライド組み込みメンバーを使用して構成をさらにカスタマイズする必要がある場合は、$PARSE ジョブを実行して RTE メンバーおよびジョブを作成する前に、組み込みファイルをカスタマイズします。 組み込みファイルを編集するには、「PARMGEN 構成プロファイル・メンバーのカスタマイズ (Customize PARMGEN Configuration Profile Members)」パネルでオプション 4 を選択します。 また、ワークフロー・パネルのコマンド行に UTIL を入力して「PARMGEN ユーティリティーへのアクセス (Access PARMGEN Utilities)」パネルにアクセスし、オプション 7 を選択することによって、ファイルを編集することもできます。 組み込みファイルのカスタマイズについて詳しくは、 オーバーライド組み込みメンバーのカスタマイズを参照してください。