Configuration Manager の概要

IBM Z® Monitoring Configuration Manager( モニター構成マネージャー または 構成マネージャーとも呼ばれる) は、指定した一連のパラメーターから OMEGAMON ランタイム環境を構成するツールです。

ランタイム環境(RTE)は、z/OSLPAR上のサブシステムを監視するために必要な起動タスクと、MVSデータセットおよびz/OS® UNIX System Servicesファイルを含む関連メンバーで構成されます。 これらの開始タスクおよび関連メンバーは、総称としてランタイム・メンバー と呼ばれます。

ランタイム環境のランタイム・メンバーを生成するには、一連のパラメーターを構成してから、単一の 「モニター構成マネージャー」 ジョブを実行します。 パラメーターは、プレーン・テキストとして保管される名前と値のペアです。 次の図は、この基本概念を示しています。

図1: 基本的な概念: パラメーター、1 つのジョブ、ランタイム・メンバーの出力
基本概念の図: パラメーター・イン、1 つのジョブ、ランタイム・メンバー・アウト。

パラメーターからランタイム・メンバーを生成することは、 モニター構成マネージャーの主な目的です。 これは、GENERATE アクションとして知られています。

モニター構成マネージャー は、以下の他のアクションも実行できます。

  • CREATE アクションは、ランタイム環境の初期パラメーター・セットを作成します。
  • DISCOVER アクションは、LPAR 上のサブシステムをディスカバーし、対応するパラメーターを作成して、それらのサブシステムをモニターするようにランタイム環境を構成します。
  • DELETE アクションは、ランタイム環境のランタイム・メンバーを削除します。
図2: アクション
アクションが実行される順序を表示します
図に示されているアクションに加えて、以下のアクションがあります。
  • MIGRATE アクションは、特定の WCONFIG メンバーから既存の PARMGEN RTE 構成設定をインポートします。
  • PACKAGE アクションおよび DEPLOY アクションは、単一の LPAR から他のランタイム環境への便利なロールアウトをサポートします。