簡潔なユーザー・アクティビティー・ログの有効化

問題を迅速に診断するために必要な最小限の情報のみを使用して、簡潔なユーザー・アクティビティー・ログを生成するように IZSME を構成できます。

簡潔なユーザー・アクティビティー・ロギングを使用すると、ユーザーがどのワークスペースにアクセスしたか、どのユーザーがログオンしたかを知ることができます。結果のログには、ログが大きくなりすぎないようにするために必要な最小限の情報が表示されます。ユーザー・アクティビティー・ログは、他の IZSME ロギングとは別に制御できます。

ユーザー・アクティビティー・ログは、 server.json ファイルで構成されます。

<ZOWE_INSTANCE>/workspace/app-server/serverConfig/server.json

セキュリティー上の理由から、このファイルへの書き込みアクセスは管理者に限定する必要があります。 server.json ファイル自体について詳しくは、このサンプルの server.json ファイルを参照してください。

重大度またはデバッグの冗長度のレベルを指定するには、以下の行を追加します。

  "logLevels": {
  "com.rs.tep.queryhandler.logonattempts": 3,
  "com.rs.tep.queryhandler.useractivity:" 3,
}

ユーザー・アクティビティー・ログの最小ロギング・レベルは 3 です。

以下に、 logonattempts および useractivityのログ項目の例を示します。

ロガー: com.rs.tep.queryhandler:logonattempts

使用されたログ・レベル: 3

ログ・メッセージ:

2021-05-05 23:29:55.969 <ZWED:22328> mshelby DEBUG (com.rs.tep.queryhandler:logonattempts,logonAttemptsLogger.js:25) Logon attempt {
  user: 'sysadmin',
  izSMEInstanceId: 'hUE5lYghwfBOtBKnaSrw',
  tepsConfigurationId: '0904fd16-655a-4ec3-8ac2-e6c3ea8b70af',
  status: 'SUCCESS'
}

メッセージ状況は以下のいずれかになります。SUCCESS,FAILED、またはERROR.

ロガー: com.rs.tep.queryhandler:useractivity

使用されるログ・レベル: 3 (最初の例)、4 (2 番目の例)

ログ・メッセージ:

2021-05-05 23:33:13.311 <ZWED:7460> mshelby DEBUG (com.rs.tep.queryhandler:useractivity,log-utils.js:99) User visits workspace {
  workspaceId: 'deec9cbb19',
  izSMEInstanceId: 'sV0v8O01lsln1Y4wn1MO',
  navigatorPathString: 'Enterprise | z/OS Systems'
} 1620257593311.9

2021-05-05 23:33:13.312 <ZWED:7460> mshelby FINER (com.rs.tep.queryhandler:useractivity,log-utils-impl.js:15) User visits workspace with navigator path [
  { id: 'PHYSICAL_ENTERPRISE', type: 'ROOT', name: 'Enterprise' },
  { id: 'ed8cf67d@MVS', type: 'SYSTEMS', name: 'z/OS Systems' }
] 1620257593311.9

Zowe のログ・レベルについて詳しくは、ログ・レベルを参照してください。