EXTRACT コマンド

EXTRACT コマンドによって、コマンドで指定されたデータ・ストア・ファイルに対して 抽出ジョブが開始されます。 このジョブは、データ・ストア・ファイル内の表データを新規ファイルで区切り文字で区切られているテキスト形式に変換してから、データ・ストア・ファイルの使用を再開するように発信元の Tivoli Enterprise Monitoring Server にシグナルを送ります。

重要: このセクションの内容は、PDS V1と呼ばれる元の永続データ・ストア用に作成され、この永続データ・ストアに適用されます。 新しい PDS バージョン (PDS V2と呼ばれる) が存在するようになりました。 PDS V1 は最終的に非推奨になります。

データ・ストア・ファイルから抽出される表ごとに、2 つの新規ファイルが 作成されます。 1 つのファイルには変換後のデータが格納され、もう 1 つのファイルには最初のファイルの各行の形式を 記述するレコードが格納されます。

構文

EXTRACT       FILE=DSN:dsname

ここで

DS 名 (データ・セット名)
データを抽出するファイルの物理データ・セット名を指定します。

EXTRACT ロジック

このコマンドのロジックは BACKUP のロジックに似ていますが、指定されるオプションがデータ・セットで初期化を実行しない EXTRACT 実行だけである点が異なります。