ネットワーク・ホップ・ビュー GUI
ネットワーク・ホップ・ビュー GUI を使用して、特定のデバイスのネットワークを検索し、指定したネットワーク・デバイスを表示します。 ネットワーク・ホップ・ビュー をネットワーク・トラブルシューティングの開始点として使用することもできます。
ネットワーク・ホップ・ビュー GUI を使用して、指定されたデバイスの周囲にトポロジー・マップを作成します。 このデバイスを、シード・デバイスといいます。 シード・デバイスから複数のホップを構成することもできます。 表示されるトポロジーには、構成するホップ数の範囲内で、シード・デバイスに接続されているすべてのデバイスが含まれます。 次の例で、ホップの数によってホップ・ビューの内容がどのように変化するかを説明します。
- 例 1: デバイス A をシード・デバイスに指定し、ホップ数は 1 とします。 ホップ・ビューには、デバイス A と、デバイス A に直結されているすべてのデバイスとで構成されるネットワーク・マップが表示されます。
- 例 2: デバイス A をシード・デバイスに指定し、ホップ数は 2 とします。 デバイス A は、2 つのデバイス (B と C) に直結されています。ホップ・ビューには、デバイス A、デバイス B と C、デバイス B に直結されているすべてのデバイス、デバイス C に直結されているすべてのデバイスが表示されます。
ネットワーク・ホップ・ビュー GUI を使用して、ネットワーク内のデバイスに関するイベントを表示できます。 「ネットワーク・ホップ・ビュー」 では、デバイスの横にイベント状況アイコンが表示され、そのデバイスまたはそのデバイスの任意のコンポーネントにおける最も重大なイベントの重大度が示されます。
ツールバー
トポロジー・マップ内では、デバイスのイベント重大度は、イベント重大度アイコンで示されます。 デバイスを掘り下げてそのコンポーネントを「構造ブラウザー」で参照するには、トポロジー・マップ内のデバイスをダブルクリックします。
必要なピボット・デバイスを指定してトポロジー・マップを描くには、以下のボタンおよびフィールドを使用します。
- ドメイン
- 表示するデバイスを含むネットワーク・ドメインを選択します。
- シード・デバイス
- ピボット・デバイスの IP アドレスを入力するか、 「シード・デバイスの検索 (Search for seed device)」 をクリックしてデータベース内のデバイスを検索します。 複数のシードを使用するときはカンマで区切ってください。 管理者は、
topoviz.properties
のtopoviz.hopview.maximum.seeds
プロパティーを使用して、シード・デバイスの制限を設定できます。topoviz.hopview.maximum.seeds
の場合、このデフォルト値は 10 です。 負の値に設定されていれば、シードデバイス数に制限はありません。 - ホップ
- ピボット・デバイスの周囲に表示するホップ数を選択します。
- 接続
- 表示するトポロジー・ビューのタイプを選択します。
- レイヤー 1
- すべての物理接続が表示されます。
- レイヤー 2
- トポロジー内のデバイス間のすべての交換回線接続を表示します。 レイヤー 2 のビューは、通常はスイッチ接続とハブ接続を表示します。
- レイヤー 3
- ルーターと、ルーター間の接続を表示します。 通常、スイッチは表示されません。注: スイッチにレイヤー 3 インターフェースを含むアクティブな接続がある場合、それらはこのレイアウトに含まれます。
デバイス間の接続は、以下のように表示されます。
- 2 つのレイヤー 3 インターフェース間の接続は、通常どおり表示されます。
- レイヤー 3 インターフェースとレイヤー 2 インターフェース間の接続は、 レイヤー 3 インターフェースと、レイヤー 2 インターフェースが属するサブネット間の接続として表示されます。
- 2 つのレイヤー 2 インターフェース間の接続は表示されません。
- IP サブネット
- サブネット・クラウドに接続したサブネット内のすべてのデバイスを表示します。 このレイアウトにより、ネットワーク・マップが簡素化され、サブネット・メンバーシップが明確になります。 すべての接続を表示するには、以下のいずれかのオプションを選択します。
- 伝送レイヤー接続の場合は「レイヤー 1」。
- データ・リンク接続の場合は「レイヤー 2」。
- すべてのルーターおよびそれらの間の接続を表示するには「レイヤー 3」。
- OSPF
- ディスカバーされた OSPF 情報 (ルーターの役割、エリアのメンバーシップ、および接続) に基づいて接続を表示します。
- プローブ
- プローブ・ソースをプローブ・ターゲットに関連付けるプローブ・トポロジーを表示します。
- 集中トポロジー
- 使用可能なすべてのレイヤー 1、2、および 3 のトポロジー・データに基づいて、デバイス間の最下位レイヤーを表示します。
- PIM
- PIM 隣接情報に基づいて接続を表示します。
- IPMRoute
- IP マルチキャスト・アップストリームおよびダウンストリーム・ルーティング情報に基づいて接続を表示します。
- マイクロウェーブ
- マイクロウェーブ接続のみを表示します。
- 論理 RAN
- 論理 RAN 接続を表示します。 RAN エンティティーは通常 L1 または L2 接続によって接続されますが、この論理接続によって、メインの RAN エンティティーの概要を表示できます。 ディスカバーされるデータでは、接続は通常暗黙的となります。 例えば基地局コントローラーは、それが管理する基地局と、何らかのレベルで接続されています。 論理 RAN 接続では、マルチプレクサーなどの中間デバイスを使用せずにこの関係を表示します。
- LTE コントロール・プレーン
- LTE コントロール・プレーンのトポロジー・ビューを表示します。
- LTE ユーザー・プレーン
- LTE ユーザー・プレーンのトポロジー・ビューを表示します。
- LTE S1-U
- LTE S1-U接続のトポロジビューを表示します。
- LTE S5-U
- LTE S5-U接続のトポロジビューを表示します。
- LTE S8
- LTE S8接続のトポロジビューを表示します。
- LTE S1-MME
- LTE S1-MMEコネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE S10
- LTE S10コネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE S11
- LTE S11コネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE SGi
- LTE SGiコネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE Gx
- LTE Gxコネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE S3
- LTE S3コネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE S4
- LTE S4コネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE S6a
- LTE S6aコネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE S13
- LTE S13コネクティビティのトポロジービューを表示します。
- LTE X2
- LTE X2コネクティビティのトポロジービューを表示します。
- IMSコントロールペーン
- IMS Control Planeコネクティビティのトポロジービューを表示します。
- IMX CX
- IMX CXコネクティビティのトポロジービューを表示します。
- 変更の適用
- トポロジー・ビューに変更を適用します。
- イメージとして保存
- 1つまたは複数のビューを画像として保存します。
ncp_printing_allowed
役割を持つユーザーに対してのみ表示されます。 - 印刷
- ビューまたはビュー・コンテナーを印刷します。
ncp_printing_allowed
役割を持つユーザーに対してのみ表示されます。 - マップで検索
- トポロジー・マップでデバイスを検索します。
- 選択
- カーソルを選択モード (デフォルト) に変更します。 カーソルが選択モードのときにトポロジー表示パネルでデバイスをクリックすると、そのデバイスが選択されます。 このモードを使用してノードをドラッグすることで、ノードの位置を変更できます。 「保存」 ボタンを使用して、ノードの位置を保存できます。 他のノードに接続されていないノードの位置は、このネットワーク・ビューまたはすべてのネットワーク・ビューが再ディスカバリー後にノードの位置を維持するように構成されていない限り、保存されません。
- パン
- カーソルをパン・モードに変更します。 カーソルがパン・モードになると、カーソルはアイコン に変わります。 トポロジーをつかむには、左マウス・ボタンをクリックしてホールドします。マウスを使用してトポロジーを移動することができます。
- ズームを選択
- カーソルを、ズーム選択モードに変更します。 カーソルがズーム選択モードの時は、マウスを使用してトポロジーの特定の領域に長方形を描くことができます。 マウス・ボタンを離すと、描かれた長方形に画面がズームインします。
- インタラクティブ・ズーム
- カーソルをインタラクティブ・ズーム・モードに変更します。 カーソルがインタラクティブ・ズーム・モードの時は、マウス・ボタンを押したままカーソルを上に移動するとズームアウトし、マウス・ボタンを押したままカーソルを下に移動するとズームインします。
- 概要の切り替え
- 右下隅に全表示のサムネールを現在見える範囲が枠付きで表示します。
- ズームイン
- ビューにズームインします。
- ズームアウト
- ビューをズームアウトします。
- ウィンドウに合わせる
- 現在のビューを「トポロジー表示」ウィンドウのサイズに合わせます。
- 階層レイアウト
- ビューのフォーマットを階層レイアウトに変更します。 接続情報を含めることができないネットワーク・ビュー (未割り当てビューなど) では、このオプションは使用できません。
- 対称レイアウト
- ビューのフォーマットを対称レイアウトに変更します。 接続情報を含めることができないネットワーク・ビュー (未割り当てビューなど) では、このオプションは使用できません。
- 直交レイアウト
- ビューのフォーマットを直交レイアウトに変更します。 接続情報を含めることができないネットワーク・ビュー (未割り当てビューなど) では、このオプションは使用できません。
- 円形レイアウト
- ビューのフォーマットを円形レイアウトに変更します。 接続情報を含めることができないネットワーク・ビュー (未割り当てビューなど) では、このオプションは使用できません。
- エンド・ノードの切り替え
- トポロジー・マップ内でエンド・ノードを表示または非表示にします。 エンド・ノードには、ワークステーションおよびプリンターなどのデバイスが含まれます。
右クリック・ツール
「ネットワーク・ホップ・ビュー」 で任意のエンティティーを右クリックし、以下のメニュー項目を使用して診断アクションを実行します。- 最新のトポロジー
- 選択したデバイスを中心とする 「ネットワーク・ホップ・ビュー」 でマップを再描画します。
- イベントの表示
- 選択したデバイスのイベントを 「イベント・ビューアー」に表示します。
- デバイス構造の表示
- 選択したデバイスの内部構造 (すべてのコンポーネントを含む) を 「構造ブラウザー」に表示します。
- 接続情報の表示
- 選択されたデバイスのインターフェースと各インターフェースに関連付けられた接続を、別のウィンドウにリストします。 このコマンドをサブネットで実行することもできます。
- 「ネットワーク・ビューで検索」
- 選択したデバイスを 「ネットワーク・ビュー」に表示します。 表示する前に、選択されたデバイスを表示するすべてのネットワーク・ビューがシステムによってリストされ、これらのいずれかのネットワーク・ビューを選択するよう求められます。
- パス・ビューで検索
- 選択したデバイスを 「パス・ビュー GUI」に表示します。 表示する前に、選択されたデバイスを表示するすべてのパス・ビューがシステムによってリストされ、これらのいずれかのパス・ビューを選択するよう求められます。
- IP パスのトレース
- 「ネットワーク・パスのトレース」 ウィンドウを開き、選択した 1 つ以上のデバイスを取り込みます。注: 単一ドメイン間のパスのみをトレースできます。 「 ネットワーク・パスのトレース 」ウィンドウで指定するすべてのデバイスは、同じドメイン内になければなりません。
- ビューに追加
- 選択したデバイスを、ユーザーが選択したネットワーク・ビューに追加します。
- ポーリング・ポリシーの作成
- 選択したデバイスのポーリング・ポリシーを作成します。
- SNMP MIB データの参照
- SNMP MIB ブラウザー を呼び出します。ここで、選択したデバイス内の MIB データを参照できます。
- SNMP MIB データのグラフ化
- 「SNMP MIB グラファー」 を呼び出します。ここで、選択したデバイス内の MIB データをグラフ化できます。
- ディスカバリー...
- ディスカバリー概要の表示
- 選択したデバイスの「ディスカバリーの概要」ウィンドウを起動します。 「ディスカバリーの概要」ウィンドウは、デバイスが最初にディスカバーされた日時、最後にディスカバーされた日時、最後にリブートされた日時などの、デバイスのディスカバリー状況をリストします。
- 非管理
- 選択したデバイスを保守 (非管理対象) モードにします。 デバイスを保守モードにすると、そのデバイスに対する Network Manager のポーリングとイベント相関が非アクティブになります。 このコマンドをサブネットで実行することもできます。
- 「このホストから ping」
- 選択した 1 つ以上のデバイスに対してクライアント・マシンから ping して、そのデバイスへの接続を確認します。
- サーバーからの ping
- 選択した 1 つ以上のデバイスを Network Manager サーバーから ping して、そのデバイスへの接続を確認します。 このコマンドをサブネットで実行することもできます。
- Telnet
- Telnet を使用して、選択したデバイスにログインできるようにします。
- 構成管理
- 選択したデバイスについて、ITNCM 構成管理レポートを実行します。
- ITNCM レポート
- デバイス別にグループ化されたポリシー準拠
- 選択したデバイスについて、「 Netcool Configuration Manager Policy Compliance Grouped By Device」レポートを実行します。
- 構成および OS 変更の要約
- 選択したデバイスに対して Netcool Configuration Manager Configuration and OS Change Summary レポートを実行します。
- ポリシー準拠スコアおよび要約
- 選択したデバイスに対して Netcool Configuration Manager ポリシー・コンプライアンス・スコアおよび要約レポートを実行します。
- トポロジー管理
- デバイスの追加
- メイン・ノード・デバイスを現行トポロジーに手動で追加します。
- デバイスの削除
- 手動で追加された選択済みデバイスを、現行トポロジーから削除します。
- 接続の追加
- 選択したデバイス間に手動接続を追加します。
- 起動先...
- TADDM システムを起動します。これは、デバイスおよびサブネットに関する追加情報を提供します。
- TADDM/CCMDB
- 詳細の表示
- TADDMで選択したデバイスの詳細を表示します。
- 履歴の表示
- TADDMで選択したデバイスの履歴を表示します。
- Webtool
- WebTool ユーザー・インターフェースを起動し、ping、traceroute、DNS ルックアップ操作などの WebTool を、選択したデバイスに対して実行できるようにします。
- ツールチップのコピー
- デバイスまたはリンクの上にカーソルを移動したときに表示されるデータをクリップボードにコピーします。