コア・コンポーネントをマイグレーションするには、データをソース・サーバーからエクスポートし、ターゲット・サーバーにインポートします。 すべてのプロセスを開始してから停止し、データをインポートし、複数のポーリング・プログラムを定義し、すべてのポーリング・ポリシーの適用範囲を定義して、必要な手動ステップを実行します。
コア・コンポーネントと GUI コンポーネントが同じサーバー上にある場合でも、適切なステップに従ってそれらを別個にマイグレーションする必要があります。
コア・コンポーネントをマイグレーションするには、以下の手順を実行します。
- コア・コンポーネントがインストールされているターゲット・サーバーで、次のスクリプトを実行します。
$ITNMHOME/install/scripts/makeExportPackageCore
このスクリプトでは、ソース・インストール済み環境からのデータのエクスポートに使用するスクリプトが入ったパッケージが作成されます。 このパッケージの名前は ExportPackageCore.tar です。
- ExportPackageCore.tar ファイルを、コア・コンポーネントがインストールされているソース・サーバー上の一時的な場所にコピーします。
注: この場所は、インストール・ディレクトリー $NCHOME内にあってはならず、このディレクトリーに含まれていてはなりません。
- ExportPackageCore.tar ファイルを解凍します。
- ファイルを解凍して作成された scripts ディレクトリーで、 nmExport スクリプトを実行します。 必要な情報を入力し、エクスポート・ファイルを保存するロケーションを選択します。
制約事項: このスクリプトは、製品をインストールしたユーザーと同じユーザーとして実行する必要があります。
このスクリプトでは .pkg ファイルが作成されます。このファイルには、ディスカバリー構成データ、ネットワーク・ビュー、ポーリング・ポリシーと定義、その他の構成ファイル、および成功したエクスポートの情報を含むログ・ファイルが入っています。 エクスポートが失敗した場合、ログ・ファイルはホーム・ディレクトリー内の /itnmExportLogs/ ディレクトリーに保存されます。
- 作成した .pkg ファイルをターゲット・サーバーにコピーします。
- ターゲット・サーバーで、以下のコマンドを使用して、すべての Network Manager プロセスが実行されていることを確認します。
itnm_start ncp -domain DOMAIN
ターゲット・サーバーに存在するすべてのドメインに対してこのコマンドを実行します。 ドメイン名は毎回明示的に指定します。
- 次に、次のコマンドを使用して、すべての Network Manager プロセスを停止します。
itnm_stop ncp -domain DOMAIN
このコマンドはすべてのドメインで実行します。 ドメイン名は毎回明示的に指定します。 プロセスを開始して停止することにより、該当するデータベース表にデータが確実に設定されます。
フェイルオーバーを構成している場合は、バックアップ・サーバーでもすべてのドメインを停止します。
- ターゲット・サーバーで、ロケーション $NCHOME/precision/install/data/ に移動し、パッケージ ExportPackageCore.tarを解凍します。
- 製品をインストールしたのと同じユーザーとして、 scripts サブディレクトリーから nmImport スクリプトを実行します。
- プロンプトが出されたら、スクリプトによって要求される情報を入力します。 ソース・サーバーからエクスポートしたカスタマイズ・データを含む .pkg ファイルへのパスを指定します。
- オプション: Oracle クラスタリング・テクノロジーを使用する Oracle データベースに NCIM トポロジー・データベースをマイグレーションする場合は、以下のプロンプトに注意して、関連する Oracle 情報を指定します。
- 現在のデータベース・サーバー設定をリストするプロンプトの後で、以下の質問に対して n と応答します。
Are the server settings correct [y|n]?
- 以下の質問に対して y と応答します。
Is this an Oracle service name [y|n] ?
- スクリプトに現在のデータベース・サーバー設定が表示されたら、以下の設定が表示されていることを確認します。
oracleService = 1
- TADDM、 IBM Tivoli Business Service Manager、 IBM Control Deskなどの Network Manager データを使用する他の製品とのリンクを保持するために、インポート時に固有のデバイス ID である新規エンティティー ID を割り振るかどうかを尋ねるプロンプトが出されたら、 N と応答します。
ターゲット・インストール済み環境に既にトポロジー・データ (例えば、以前のインポートやネットワーク・ディスカバリーから取得したデータ) がある場合、前のエンティティー ID を保持することはできず、Y と回答する必要があります。 N と回答すると、エンティティー・データが既に存在することを指摘するエラーがスクリプトによって返されます。
ソース・システムと同じ名前のドメインがターゲット・システムにある場合は、ターゲット・システムのドメインがトポロジー・データを含んでいないことを確認します。 マイグレーション・プロセス中、ドメイン名は変更できません。
- ネットワーク・ビューを調べて重複がないか確認します。 重複したネットワーク・ビューは、アップグレード前にディスカバリーが実行された場合などに生じます。 重複したビューを削除するか、またはビューのセクションを既存のビューに移動することができます。
- オプション: 必要に応じて、
PRECISION_DOMAIN 環境変数を目的のデフォルト・ドメインに設定して、デフォルト・ドメインを変更します。
デフォルト・ドメインは、インストール時に作成されるドメインです。 制御スクリプト (例えば、itnm_start) が -domain 引数を指定せずに使用された場合、スクリプトで指定されたアクションがデフォルト・ドメインに適用されます。
インポート・スクリプトによって、ソース・インストール済み環境からターゲット・インストール済み環境に構成データがインポートされます。 ログ・ファイル ITNMDataImport.log、 get_policies.domain name.log、および ITNMImportNetworkViews.logが $NCHOME/log/precision ディレクトリーに書き込まれます。
この時点でインポートの結果を確認し、必要な手動マイグレーション・ステップを実行する必要があります。