複数のオブジェクト・ファイルのコンパイル

ご使用のユーザー定義関数または集約に複数のソース・ファイルが含まれている場合、nzudxcompile の一連の手順を使用して、それら複数のソース・ファイルを 1 つのオブジェクト・ファイルにコンパイルできます。ソースのコンパイルは、ホスト・オブジェクト用と SPU オブジェクト用でそれぞれ別の手順で行います。

例えば、C++ プログラムの 2 つのソース helloworld.cpp および parser.cpp がある場合、これらのホスト・ソース・ファイルのコンパイルを行うには、以下のように両方の C++ ファイルを別々にコンパイルしてからそれらを 1 つの出力ソース・ファイルにコンパイルします。

nzudxcompile --host helloworld.cpp –o helloworld_temp.o_x86
nzudxcompile --host parser.cpp –o parser.o_x86 
nzudxcompile --host --objs helloworld_temp.o_x86 --objs parser.o_x86 
    -o helloworld.o_x86

同様に、複数のソースをコンパイルして 1 つの SPU オブジェクト・ファイルを作成するには、以下のコマンドを使用します。

nzudxcompile helloworld.cpp --spu -o helloworld_temp.o_spu10
nzudxcompile parser.c --spu -o parser.o_spu10 
nzudxcompile --spu --objs helloworld_temp.o_spu10 
    --objs parser.o_spu10 -o helloworld.o_spu10