struct tm 時間構造体のサポート

データ型ヘルパー API は、time_t に加えて、共通の C++ struct tm 構造体もサポートします。 DateとTimestampの値はtmに変換できますが、TimeとTimeTzの値は日付情報が含まれていないため変換できません。

API は、追加フィールド tm_zone および tm_gmtoff (よく GCC で見られる) を含まない struct tm の厳密な実装を使用します。 厳密な実装は、ホストおよび SPU C++ ライブラリーの間の整合性のために必要です。 この API は struct tm とNetezza Performance ServerのDate データ型と Timestamp データ型との変換関数を提供します。 struct tm で使用するフィールドの数は Date または Timestamp 情報の保管に必要なフィールドの数より多いため、いくつかのフィールドは変換で無視されます。 次の表に、tm フィールドとNetezza Performance Serverデータ型の対応表を示します。

構造体tmとの間の変換では、Netezza Performance Serverはうるう秒を使用またはサポートしていません。 したがって、API によって書き出される struct tm の秒のフィールドが 59 を超えることはありません。 変換ルーチンが 60 または 61 の tm_sec フィールドを含む struct tm とともに呼び出される場合、API はエラーをスローします。

struct tm 形式からエンコードする場合、無視されるフィールドには任意のデータが入ります。 struct tm にデコードする場合、無視されるフィールドにはゼロの値が入ります。

tm_isdst フラグは入力では無視され、出力では、「不明」を表す -1 に設定されます。 tm_isdst を -1 に設定することは標準の範囲内ではありませんが、業界では一般的に行われる慣習です。 それ以外の点においてはすべて、API は ANSI C++ 標準でリストされているすべての time_t 仕様に準拠します。