Netezza Performance Server 11.0.1.0リリースノート

導入オプションNetezza Performance ServerforCloud Pak for Data System

バージョン11.0.1.0では、グローバル・テンポラリー・テーブルのサポート、設定の最適化、既知の問題の修正などの機能強化が行われています。

注: Netezza Performance ServerソフトウェアのアップグレードはIBMサポートが行います。 アップグレードのスケジュールについては IBM 担当員にお問い合わせください。

機能拡張と改善点

  • グローバル一時表

    グローバル一時表は、スキーマをカタログに保管します。 SQL コマンドを使用して、グローバル一時表を作成、識別、および削除できます。 詳細については、グローバル・テンポラリー・テーブルの管理を参照してください。

  • Netezza Performance Server用ソフトウェアサポートツール

    ツールはプリインストールされており、IBM® PureData® System for Analyticsと同じです。 バージョン 11.0.1.0 では、小規模なフィックスが導入されています。

構成の最適化

  • 有効な任意の UTF-8 コード・ポイントが、デフォルトで表にロードまたは挿入されます。
    host.disableNfcGlobally = yes
  • JIT-Stats Sample Scanクエリはデフォルトで'_T_QRYSTAT / _T_QRYHISTテーブルに含まれる。
    host.queryHistShowInternal = yes

    詳しくは、コンフィギュレーション設定の変更をご覧ください。

  • 各スニペットの C++ ファイルを、制限された共有メモリー・プールに保管する必要はありません。
    enable_cpp_collection = false
  • IBM PureData System for Analytics 7.22で導入されたレイテンシー・ベースのスケジューラー(LBS)は、デフォルトで無効になっています。
  • データベースは、デフォルトでは DBTRACKCHANGES が有効化された状態で作成されます。

解決された問題

バージョン11.0.1.0では、コンテナのデプロイメント、Postgres、バックアップとリストア、フェイルオーバーなどに関する安定性の修正が行われています。
  • 地理空間関数の安定性のための修正は次のとおりです。
    • ST_Distance() を使用した SELECT 照会の不正な ELF クラス ELFCLASS32 のエラーを修正されました
    • ST_Transform() を使用した SELECT 照会の異常終了が修正されました
    • ST_Intersection() を使用した SELECT 照会の異常終了が修正されました
  • ノード・アクティブ化サポート

    SPU がダウンしたりフェイルオーバーが発生したりした場合、ポスト・ノード・アクティブ化、再生成、またはリバランスを行うことができるようになりました。

  • ホスト・コンテナーのデプロイメントとアップグレード

    ホスト・コンテナーをデプロイまたはアップグレードする場合は、IBM サポートにお問い合わせください。