リソース・グループの制限の構成
同時プランの数を制御することで、アクティブ・プランのパフォーマンスを向上させることができます。また、アクティブ・プランの数が多すぎるためにそれらのアクティブ・プランすべてのパフォーマンスが不十分になる状況を回避できます。
特定のリソース・グループに関連付けられたプランをアクティブに実行できる数を制御するには、そのリソース・グループに対して制限スケジューラー・ルールを作成します。 例:
IF RESOURCEGROUP IS public THEN LIMIT 2そのリソース・グループに関連付けられたプランが制限数を超えた場合、それらのプランはアクティブ・プランが完了するまでキューに入れられます。リソース・グループの JOB MAXIMUM 属性も、そのグループによって実行依頼されたプランをアクティブに実行できる数を制御しますが、この属性は推奨されません。 JOB MAXIMUM 属性には、以下の値を指定できます。
- 値 0 (または OFF) は、当該グループの同時プランの最大数に制限がないことを指定します。 グループは、同時プランに関する通常のシステム設定および制御によって制限されます。
- 値 1 から 48 を指定すると、その整数値が最大ジョブ数に設定されます。
- 値 -1 (または AUTOMATIC) は、システムが、グループのリソース最小値と、GRA スケジューラー・スロットの数 (デフォルトは 48) を乗算した値に基づいて、ジョブ数の最大値を計算することを指定します。 例えば、グループのリソース最小値が 20% である場合、ジョブ最大値は (.20 * 48) つまり約 9 となります。