ファイルからのドラフト部品の作成

「ファイルからのドラフト部品」オプションを使用すると、ユーザーは、適切に構成されて架空の部品レコードが入力された CSV ファイルからドラフト・レコードを作成できます。

これにより、システムは、完全に「架空の」データまたは可能性のあるシナリオに基づいて値を計算できます。

「既存からのドラフト部品」オプションは、「部品」モジュールまたは「ドラフト部品」モジュールから使用できます。

ドラフト部品のテンプレート・ファイル

適切に構成されたCSVの作成を容易にするため、ユーザーは IBM® のMaximo Inventory Optimization からドラフトアイテムテンプレートファイルにアクセスできます。 このテンプレート・ファイルは、ドラフト部品ファイルに必要なカラム・ヘッダーが含まれている CSV ファイルです。 テンプレート・ファイルには、部品グリッド・ビューまたはドラフト部品グリッド・ビューからアクセスできます。

ドラフト部品のテンプレート・ファイルをダウンロードするには、以下のようにします。

  1. アクション・メニューから、「ダウンロード」>「テンプレートからのドラフト部品 (Draft Items from the Templates)」をクリックします。
  • ブラウザーが、自動的に CSV 形式のドラフト部品のテンプレートをダウンロードします。
  • ダウンロードされたファイルは、任意のスプレッドシート・プログラムで開くことができ、新規のドラフト部品レコードで修正して適切なファイル名で保存することができます。

注:

  • ファイルは、CSV 形式で保存する必要があり、CSV ファイルには、目的のドラフト部品レコードを適切に入力する必要があります。つまり、各フィールドには適切な値が含まれている必要があり、必須フィールドにはデータが含まれている必要があります。
  • 以下の問題は、エラーとしてカウントされる可能性があります。
    • 数値フィールドに非数値の値が指定されている。
    • 1 つ以上のカラムが認識されないすべてのレコード。
    • 指定された値が有効な制限を超えている。
    • ビジネス・インパクト、移動コード、予測方式などが有効なリスト値に対応していない。
  • エラーが発生すると、ファイル全体が拒否されます。

ファイルからドラフト部品を作成する方法

このタスクについて

新規のドラフト部品を「部品」モジュールから作成するか「ドラフト部品」モジュールから作成するかに関係なく、システムの動作および手順は同じです。

  1. アクション・メニューから、「ドラフト部品の作成」をクリックします。
  2. 「ドラフト部品の作成」ウィンドウで、「ファイルからのドラフト部品」を選択します。
  3. バッチ名を入力します。 バッチ名は固有でなければなりません。
  4. 「ドラフト部品のロケーション」を選択します。 ロケーション・オプションは以下のとおりです。
    • 「既存のルールまたはロケーション・ルールに基づく」または「次のロケーションから割り振る (Allocate From..)」.
    • 「既存のルールまたはロケーション・ルールに基づく」を選択した場合、指定されたロケーションがシステム内に存在しない場合を除き、ファイルのコンテンツを使用して部品が作成されます。 存在しない場合、システムは既存のロケーション・ルールに基づいてロケーションを上書きします。
    • 「割り振り元 .. (Allocate From ..)」 オプションが選択されている場合、ドロップダウン・ボックスには既存のすべてのロケーションがリストされます。 ロケーションを選択する必要があります。これにより、ファイル内のすべての部品のロケーションが、自動的にこの値に設定されます。 既存の値は、新規ロケーションで上書きされます。
    • 「デフォルトのロケーション」が使用可能で選択されている場合、部品のロケーションはブランクに設定されます。 デフォルト・ロケーションは、ロケーション・ルールの一部を形成しており、定義済みのロケーションに含まれていないレコードをキャッチするために使用されます。
  5. 以下のいずれかの方法で、有効な CSV ファイルをアップロードします。
    • ウィンドウのアップロード領域にファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。
    • アップロード領域をクリックし、ファイルを参照してアップロード用に選択します。 アップロードされたファイルは、適切性が解析されます。 進行インディケーターが表示されます。
    • ファイルの形式がチェックされ、適切な形式 (.csv) であることを確認されます。
    • 各レコード (行) のデータ、および各フィールド (セル) のデータの妥当性が検査されます。
  6. 完了すると、「結果」ダイアログにファイル解析の結果が表示されます。
    • 「結果」ダイアログには、解析されたレコードの合計数、正常に解析が完了したレコードの数、エラーが含まれているレコードの数が表示されます。
    • エラーが検出された場合、そのレコードは無視され、残りの正常なレコードによって新規のドラフト部品が作成されます。
    • 重複するカラムがある場合は、ファイルのアップロード時に、ファイルに重複するカラムがあることを示すエラーが表示されます。
    • ファイルのエラーを修正した場合は、ファイルを再度アップロードする必要があります。
  7. ファイルの解析が正常に完了した場合は、「保存」をクリックします。
    • 作成されるドラフト部品の数を示す確認が表示されます。 「確認」をクリックします。
    • 新規のドラフト部品が確認されたら、ユーザーは「ドラフト部品」モジュールのグリッド・ビューにリダイレクトされ、新規に作成されたドラフト部品がリストされます。
  8. 新規に作成されるドラフト部品は、ユーザーが手動で割り当てる「バッチ名」フィールド以外は標準の部品レコードと同じ構造になります。