Amazon Web Services での Maximo Application Suite スタックの削除

Amazon Web Services (AWS) アカウントから IBM® Maximo® Application Suite スタック、仮想インフラストラクチャー、VPC、および EC2 インスタンスを削除するスクリプトをダウンロードして実行します。

Maximo Application Suiteのインスタンスをインストールすると、仮想プライベート・クラウド (VPC)、 Amazon EC2 インスタンス、 CloudFormation スタックなど、いくつかの仮想インフラストラクチャー・リソースが AWS アカウント内に作成されます。 Maximo Application Suiteをアンインストールするには、これらのリソースを削除するスクリプトをダウンロードして実行します。 このスクリプトを使用すると、インストールが成功したか失敗したかに関係なく、 Maximo Application Suite をアンインストールできます。
重要: Maximo Application Suiteをアンインストールするスクリプトを実行する前に、 CloudFormation スタックを削除しないでください。 スクリプトはスタックを削除します。 スタックを手動で削除すると、アンインストールが失敗する可能性があります。

このスクリプトは、 Red Hat® OpenShift® クラスターを含む VPC など、インストール・プロセスで作成された VPC に配置されていないローカル・マシンまたはサーバーで実行します。

注: Maximo Application Suite インストール・プロセスで作成された EC2 インスタンス (Bootnode、要塞ホスト、いずれかのクラスター・ノードなど) では、このスクリプトを実行しないでください。 このスクリプトは、これらの EC2 インスタンスを削除します。 それらのいずれかで実行すると、失敗します。

始める前に

  • スクリプトを実行するマシンに、以下の CLI パッケージがインストールされていることを確認します。
    • バージョン 4.0 以降のバージョンの GNU bash
    • jq
    • AWS CLI

      AWS CLI パッケージが AWS アカウントでの認証用に構成されていることを確認します。 詳しくは、 AWS 資料の「 AWS CLI の構成 」を参照してください。

  • Amazon DocumentDB または Amazon MSK が Maximo Application Suite スタックで構成されている場合は、 Amazon DocumentDB または Amazon MSK インスタンスを削除する必要があります。

    詳しくは、 Amazon DocumentDB クラスターの削除 または Amazon MSK クラスターの削除を参照してください。

手順

  1. ブラウザー・ウィンドウで、 スクリプトを開き、ページを右クリックして、 cleanup-mas-deployment.shという名前を使用してローカル・マシンにスクリプトを保存します。
    1. スクリプトをローカルで実行しない場合は、SCP または任意のファイル転送ツールを使用して、スクリプトを実行するマシンにスクリプトをコピーします。
    2. スクリプトを実行するマシンで、コマンド・シェルを使用して、以下のコマンドを実行して AWS サービスにログインします。
      aws configure

      ID およびアクセス管理 (IAM) ユーザー資格情報の入力を求めるプロンプトが出されます。 スクリプトを実行する権限を持つ IAM ユーザー ( Maximo Application Suiteをインストールした IAM ユーザーなど) の資格情報を入力します。 詳しくは、 インストール権限の構成を参照してください。

    3. 以下のコマンドを入力して、スクリプトを実行可能にします：
      chmod +x cleanup-mas-deployment.sh
    4. 以下のコマンドを実行して、スクリプトの使用法情報を表示します。
      ./cleanup-mas-deployment.sh -h
  2. スクリプトを実行します。
    • -r オプションを使用して、 Maximo Application Suite がインストールされた地域の地域コードを指定する必要があります。例: -r ap-northeast-3
    • CloudFormation スタック名を使用して仮想リソースを削除するには、 -s オプションを使用します。
    例えば、 CloudFormation スタック名が sp-manage-12 であり、リージョン・コードが ap-northeast-3である場合は、以下のコマンドを実行します。
    ./cleanup-mas-deployment.sh -s sp-manage-12 -r ap-northeast-3
  3. スクリプトが正常に終了したことを確認します。
    スクリプトが正常に実行されると、以下のテキストのような出力が表示されます。
    $ ./cleanup-mas-deployment.sh -s sp-manage-12 -r ap-northeast-3
Stack name: sp-manage-12
Unique string:
Region: ap-northeast-3
Supported region provided
Deleting by stack-name sp-manage-12
Execution started at Mon Mar  7 22:46:48 IST 2022
MAS instance unique string: nove9h
Checking for EC2 instances
…
EC2 instances found for this MAS instance
…
Terminate request submitted
Waiting for instances to be terminated
Deleted EC2 instances
Checking for volumes
…
Found volumes for this MAS instance
…
Checking for VPC
VPC_ID = vpc-0851c8fc0523cac86
Found VPC with Id vpc-0851c8fc0523cac86 for this MAS instance, it will be deleted at the end
Checking for NAT gateways
…
Found NAT gateways for this MAS instance
…
Checking for EIPs
…
Checking for load balancers
…
Checking for v2 load balancers
…
Checking for network interfaces
…
Checking for internet gateways
…
Checking for subnets
…
Checking for routing tables
…
Checking for network ACLs
…
Checking for security groups
…
Checking for S3 buckets
…
Checking for IAM users
…
Checking for IAM instance profiles
…
Checking for IAM policies
…
Checking for IAM roles
…
Checking for private hosted zones
…
Checking for CloudWatch log groups
…
Checking for CloudFormation stack
…
Execution completed at Mon Mar  7 23:02:47 IST 2022
  4. AWS CloudFormation コンソールで、 Maximo Application Suite のインストール時に作成したスタックが削除されたことを確認します。
  5. AWS VPC コンソールで、 Maximo Application Suite のインストール時に作成された仮想インフラストラクチャーが削除されたことを確認します。
  6. VPC 名に <unique-string> が含まれている VPC が存在しないことを確認します。例: masocp-<unique-string>-vpc
  7. EC2 インスタンス名に <unique-string> を含む EC2 インスタンスが存在しないことを確認します。
    <unique-string> およびこの資料で使用されるその他の ID について詳しくは、 固有 IDを参照してください。