Docker イメージの実行

イメージのダウンロードが完了したら、 Docker イメージを実行して、Maximo Application Framework Configuration アプリケーションを起動します。

注：コマンドを実行する前に、Maximo Application Framework Configuration アプリケーションコンテナにワークスペースディレクトリへの書き込み権限があることを確認してください。

IBM Entitled Registryからダウンロードした Docker イメージを実行する。

docker run -it --privileged -p 3001:3001 -p 3006:3006 -v /home/core/maximo_workspace_directory:/graphite/.workspace -it cp.icr.io/cp/manage/maf-tools:9.0.0

IBM Open Registry からダウンロードした Docker イメージを実行する。

docker run -it --privileged -p 3001:3001 -p 3006:3006 -v /home/core/maximo_workspace_directory:/graphite/.workspace -it icr.io/cpopen/maf-tools:9.0.0

maximo_workspace_directory 変数を、ローカルシステム上の作業ディレクトリで置き換える。ポート番号を3000～3050の範囲で指定する。システムを使用している場合は Microsoft Windows システムを使用している場合は、ワークスペース・ディレクトリのファイル共有を有効にする必要があります。

Windows システム上で Maximo Configuration v8.11 Docker イメージを実行する場合、 -e パラメータを含める必要があります。

次のコードは、パラメータを含めたコマンドの例である。

docker run -it --privileged -p 3001:3001 -p 3006:3006 -v "C:/home/core/maximo_workspace_directory:/graphite/.workspace" -it -e CHOKIDAR_USEPOLLING=true cp.icr.io/cp/manage/maf-tools:8.11.0

Windows システム上で Maximo Configuration v9 またはそれ以降の Docker イメージを実行する場合、 -e パラメータを含める必要があります。

次のコードは、パラメータを含めたコマンドの例である。

docker run -it --privileged -p 3001:3001 -p 3006:3006 -v "C:/home/core/maximo_workspace_directory:/graphite/.workspace" -it -e WATCHPACK_POLLING=true cp.icr.io/cp/manage/maf-tools:9.0.0

Maximo® Manage 本番環境で Maximo Application Framework Configuration アプリケーションからアプリケーションを取得し、公開するには、有効なセキュリティ証明書が必要です。開発環境またはデモ環境では、 NODE_TLS_REJECT_UNAUTHORIZED パラメータを使用して、有効なセキュリティ証明書のシステム・チェックをバイパスすることができます。

次のコードは、パラメータを含めたコマンドの例である。

docker run -it --privileged --env NODE_TLS_REJECT_UNAUTHORIZED=0 -p 3001:3001 -p 3006:3006 -v /home/core/maximo_workspace_directory:/graphite/.workspace -it cp.icr.io/cp/manage/maf-tools:9.0.0

また、安全なオプションとして、検証をバイパスしたくない場合は、自己署名証明書を使用することもできます。

以下のコードは、自己署名証明書を使ったコマンドの例である。

docker run -it --privileged -p 3001:3001 -p 3006:3006 -v /Users/maximo/IBM/MAF:/graphite/.workspace -v /home/core//Users/maximo/IBM/MAF/certs:/etc/ssl/certs --env NODE_EXTRA_CA_CERTS=/etc/ssl/certs/maximo.crt -it cp.icr.io/cp/manage/maf-tools:9.0.0

-v /Users/maximo/IBM/MAF/certs:/etc/ssl/certs パラメータは、ルート証明書が見つかるディレクトリを定義する。

--env NODE_EXTRA_CA_CERTS=/etc/ssl/certs/maximo.crt パラメーターは、 Docker コンテナーに環境変数を設定し、ディレクトリにマウントされたルート証明書を使用するようにノードに指示する。

作業が終わったら、システムリソースを解放するために、Application Configuration Docker コンテナを停止することを忘れないこと。