データ・ソースからのデータのルーティング

データ・ソースから受信されるデータのために、ソリューションによってデータが処理される方法を定義するルーティング式を設定します。必要な単一の式または式の組み合わせと一致するデータ項目は、選択された宛先にルーティングされます。

このタスクについて

特定の基準に対して選択される式を定義して、データ項目をルーティングできます。次に、以下の宛先オプションのいずれかにデータをルーティングできます。
  • 「Intelligent Operations Center」を選択して、指定のフィルター基準に一致するデータ項目をシステムにインポートします。ルーティング式にフィルター基準を指定しないと、すべてのデータ項目がインポートされます。
  • ソリューション内で定義されている標準操作手順にデータをルーティングするには、「標準操作手順」を選択します。一致するレコードごとに標準操作手順の新規インスタンスを起動するかどうかを選択できます。
  • 以前に定義された統合 Java Message Service (JMS) トピックにデータをルーティングするには、「統合トピック」を選択します。
  • データが相関に使用されている場合にデータを相関 JMS トピックにルーティングするには、「相関トピック」を選択します。データを相関トピックにルーティングしたい場合は、「基本」タブの「相関のデータ」オプションに対して「はい」を選択する必要があります。
    注: 相関結果には、ポイント形式のデータ項目のみが含まれます。
複数の JMS クライアントが JMS トピックにサブスクライブできる場合、JMS トピックは、メッセージ・ドリブン Bean と連携して、複数の異なるソフトウェア・コンポーネント間で通信できるようにします。例えば、あるデータ項目が統合トピックへのルーティングのためのルーティング基準を満たしている場合、その統合 JMS トピックにメッセージがパブリッシュされます。このメッセージのパブリッシュによって、そのトピックをサブスクライブしている 1 つ以上のコンポーネントでアクション (例えば、アラートの生成) をトリガーできます。

データベース・ビューに接続しているデータ・ソースについて「ルーティング」タブは表示されません。ソリューションは、データベース・ビューに接続しているデータ・ソースからデータをインポートしません。

手順

  1. データ・ソース構成ツールにアクセスするには、ナビゲーション・メニューで「管理」 > 「構成ツール」 > データ・ソースをクリックします。
  2. 「ルーティング」タブで、データ・ソースからのプロパティーのルーティング詳細を追加するには、以下のサブステップを実行します。追加するルーティング式ごとに、以下のサブステップを繰り返します。
    1. 「ルーティング式の追加」をクリックします。
    2. 「プロパティー」「操作」、および「基準」フィールドに入力して、式を定義します。
      注: データベースからデータを取得するデータ・ソースの基準を指定するときは、注意してください。 一部のデータベースでは、大/小文字を区別しない値としてデータ値が処理されます。 大/小文字が区別される値を使用してルーティングを適用する場合、必要に応じてデータベースを設定するようにデータベース管理者に依頼してください。
    3. システムがデータをルーティングして処理できるように、「ルーティング先」オプションを選択します。
  3. 複数の式が同じターゲットにルーティングされている場合は、「式ロジック」フィールドで定義されている全体の式ロジックが正しいことを確認します。 システムは、データを処理するときに、以下の式ロジックを使用します。
    • 式の組み合わせに対して論理 AND 演算を適用するには、「すべての式が true でなければならない」を選択します。
    • 式の組み合わせに対して論理 OR 演算を適用するには、「いずれかの式が true でなければならない」を選択します。
  4. データ・ソース・ツールで、別のタブに移動するか、「OK」をクリックして、システムで使用するためのデータ・ソースを保存します。
  5. 「保存」をクリックして、既存のデータ・ソースに更新を適用します。
    注: 各ルーティング式の横に削除ボタンがあります。式を削除するには、削除ボタンをクリックしてから保存します。