KPI の構成

重要業績評価指標 (KPI) は、トレンドを分析したり問題領域を示したりするために使用できる統計データを提供します。 KPI 定義ツールおよび KPI 階層ツールを使用して、KPI を作成し、KPI 値の計算を定義して、その KPI を階層構造に配置して目標を策定することができます。KPI ツールで行う構成によって、KPI ダッシュボードに表示される内容が決まります。

KPI 定義ツールおよび KPI 階層ツールを使って構成および整理した KPI について、操作ビューで KPI ダッシュボードに KPI 指標および目標を表示することができます。KPI 履歴が有効な場合、「トレンド」ウィンドウに KPI の履歴をグラフとして表示することもできます。

KPI タイプ

KPI 定義ツールでは、以下の種類の KPI を定義することができます。
  • 集約 KPI。特定のデータ・ソース・プロパティーに集約関数を適用して計算した値が設定されます。
  • 式 KPI。ユーザーが定義した SQL 照会に基づく値が設定されます。

あるいは、KPI を作成し、その値を KPI REST サービスを通じて IOC データベースから値が読み取ることもできます。 例えば、外部システムで KPI 値を計算し、KPI REST サービスを通じてその値を IBM® Intelligent Operations Center にインポートする場合があります。

KPI 定義ツールを開くには、ナビゲーション・メニューで、「管理」 > 「構成ツール」 > 「重要業績評価指標」 > 「KPI 定義」をクリックします。

データ・フィルターとエリア・フィルター

集約 KPI にデータ・フィルターとエリア・フィルターを追加して、KPI 値の計算に使用するデータ項目をフィルタリングすることができます。データ・フィルターは、データ・ソースの特定のプロパティー値に従って、データ項目を選択します。エリア・フィルターは、境界エリアに従ってデータ項目を選択します。

KPI 目標

KPI 階層ツールでは、目標を定義し、KPI を階層表現として構成することができます。 子 KPI のステータスに基づいて計算されるロールアップ KPI を定義することもできます。ユーザーおよびグループに対して、KPI に対するアクセス許可を構成することができます。

KPI 階層ツールを開くには、ナビゲーション・メニューで、「管理」 > 「構成ツール」 > 「重要業績評価指標」 > 「KPI 階層」をクリックします。