IBM Integration Bus バージョン 9.0.0.2 オペレーティング・システム: AIX、HP-Itanium、Linux、Solaris、Windows、z/OS


アプリケーション内のライブラリーと統合プロジェクト内のライブラリーの比較

アプリケーション内のライブラリーの使用と統合プロジェクト内のライブラリーの使用にかかわる違いの要約です。

次の表では、 アプリケーションを操作しているときに実装されたライブラリーと、統合プロジェクトを操作しているときに実装されたライブラリーについて、管理にかかわるタスクの方法を比較しています。

タスク アプリケーション 統合プロジェクト
リソース作成中にライブラリー参照を追加する。 「ライブラリーの依存関係を指定します」パネルからライブラリー名を選択してアプリケーションを作成するときに、 ライブラリーに参照を追加できます。 「他のライブラリーへの依存関係を指定します」パネルからライブラリー名を選択して統合プロジェクトを作成するときに、 ライブラリーに参照を追加できます。
既存のリソースにライブラリー参照を追加する。 IBM® Integration Toolkit の「アプリケーション開発」ペインで、既存のアプリケーション名を右クリックし、「ライブラリー参照の管理」をクリックして、 ライブラリーに参照を追加できます。 IBM Integration Toolkit の「アプリケーション開発」ペインで、既存の統合プロジェクト名を右クリックし、「ライブラリー参照の管理」をクリックして、 ライブラリーに参照を追加できます。
開発環境でライブラリー参照を表示する。 IBM Integration Toolkit の「アプリケーション開発」ペインで、 アプリケーションの「参照」セクションから、アプリケーションで参照されるライブラリーを表示できます。 IBM Integration Toolkit の「アプリケーション開発」ペインで、統合プロジェクトを右クリックし、「ライブラリー参照の管理」をクリックして、統合プロジェクトによって参照されるライブラリーを表示できます。
ランタイム環境でライブラリー参照を表示する。 IBM Integration Toolkit の「統合ノード」ペインで、アプリケーション名の下にリストされている デプロイ済みアプリケーションで参照されるライブラリーを表示できます。 ライブラリーが、デプロイ済み統合プロジェクト・リソースによって参照されるかどうかは表示できません。ただし、ライブラリーが直接統合サーバーに デプロイされた場合、ライブラリーのリソースは、同じ統合サーバーにデプロイされたすべての統合プロジェクト・リソースに対して使用可能です。
単一のアプリケーションまたは統合プロジェクトで参照されるライブラリーを更新する。 アプリケーションによって提供されたランタイム独立性のために、 同じライブラリーを使用する他のどのランタイム・リソース (アプリケーションまたは統合プロジェクト) にも影響を与えずに、 アプリケーション内のライブラリーを更新してデプロイすることができます。 複数の統合プロジェクト・リソースによって使用されるライブラリーを更新およびデプロイする場合、 更新されたライブラリーは、統合サーバー内のすべての統合プロジェクト・リソースに対して自動的に使用可能になります。更新が単一の統合プロジェクトに対してのみ使用可能になるようにライブラリーを更新するには、 以下のいずれかを行う必要があります。
  • 統合プロジェクトを、ライブラリーを参照する他の統合プロジェクトが入っていない統合サーバーに移動します。
  • 統合プロジェクトをアプリケーションに変換します。統合プロジェクトのアプリケーションへの変換を参照してください。
ライブラリーを参照するすべてのアプリケーションまたは統合プロジェクトに対して更新が使用可能になるように、更新されたライブラリーをデプロイする。 アプリケーションによって提供されたランタイム独立性のために、 更新されたライブラリーをデプロイすることができず、 更新をすべてのアプリケーションに対して使用可能にすることはできません。代わりに、 各アプリケーションを個別に再ビルドし再デプロイする必要があります。 単に更新されたライブラリーを含む BAR ファイルを作成し、それを、統合プロジェクトがデプロイされている統合サーバーにデプロイできます。