.NET または .NET Core ベースの AWS Lambda 関数のネイティブ・トレースのセットアップ

AWS ウェブコンソールからトレースを有効にする

.NET または .NET Core Lambda 関数のトレースを有効にするには、 AWS Lambda UI で以下のステップを実行します。

1. 以下のステップに示すように、Instana Lambda レイヤーを関数に追加します。

   1. Lambda 関数の 「構成」 タブで、 「層」 > 「層の追加」をクリックします。

      

   2. 「層の追加」ウィンドウで、 「ARN の指定」を選択します。

   3. 「ARN の指定 (Specify an ARN)」 フィールドで、地域に一致する Instana Lambda レイヤーの Amazon リソース名 (ARN) をコピーして貼り付けます。 Instana Lambda レイヤーの正しい ARN は、 「Instana Lambda レイヤー」 セクションにあります。 次に、 「検証」をクリックします。

   4. 追加 をクリックします。

2. Instana バックエンドに接続するには、以下の環境変数を構成します。

   環境変数	値
   CORECLR_ENABLE_PROFILING	1
   CORECLR_PROFILER	{cf0d821e-299b-5307-a3d8-b283c03916dd}
   CORECLR_PROFILER_PATH	/opt/instana_tracing/CoreProfiler.co
   DOTNET_STARTUP_HOOKS	/opt/Instana.Tracing.Core.dll
   INSTANA_AGENT_KEY	<your_instana_agent_key>
   INSTANA_ENDPOINT_URL	<serverless_instana_endpoint>
   INSTANA_AWS_ACCOUNT_ID	<your_aws_account_id>
   LAMBDA_HANDLER	<Assembly::Namespace.ClassName::MethodName>

   https://serverless- で始まる、お住まいの地域の正しい Instana エンドポイント URLを使用していることを確認してください。 詳しくは、 サーバーレス・モニターのエンドポイントを参照してください。
   

   デフォルト・ハンドラーが Assembly::Namespace.ClassName::MethodName フォーマットを使用しない場合は、 LAMBDA_HANDLER フォーマットでデフォルト・ハンドラーを設定します。 それ以外の場合は、変数を設定したり、変数を空のままにしたりしないでください。 トレースとインフラストラクチャー・エンティティーの間の接続を示す相関データが Instana UI で欠落している場合は、 LAMBDA_HANDLER を使用して正しい形式を設定してください。
   

   Instana UI からこれらの環境変数の正しい値を取得することもできます。 これらの環境変数の正しい値を取得するには、Instana UI で 「その他」 > 「エージェント」 > 「エージェントのインストール」 > プラットフォーム: AWS > Technology: AWS Lambda をクリックします。

AWS コマンドラインインタフェースによるトレースの有効化

AWS Lambdas の Instana 統合を自動化する場合は、以下の AWS CLI コマンドの例を参照してください。

# Do not copy and paste this verbatim!
# It will overwrite any previously defined collection of layers and
# environment variables.
aws --region $YOUR_REGION lambda update-function-configuration \
   --function-name $YOUR_LAMBDA_FUNCTION_NAME \
   --layers $INSTANA_LAYER_ARN \
   --environment "Variables={CORECLR_ENABLE_PROFILING=1, CORECLR_PROFILER=\"{cf0d821e-299b-5307-a3d8-b283c03916dd}\", CORECLR_PROFILER_PATH=/opt/instana_tracing/CoreProfiler.so, DOTNET_STARTUP_HOOKS=/opt/Instana.Tracing.Core.dll, INSTANA_ENDPOINT_URL=... , INSTANA_AGENT_KEY=... , ...}"

Instana Lambda レイヤー

地域に応じた .NET 用の AWS Lambda レイヤーの最新バージョンの ARN は、以下のとおりです。

例えば、ARN パターンは arn:aws:lambda:${region}:410797082306:layer:instana-dotnetcore:${layer-version}です。 中国の AWS 地域の場合、ARN パターンは arn:aws-cn:lambda:${region}:107998019096:layer:instana-dotnetcore:${layer-version}です。

常に最新バージョンの Instana Lambda レイヤーを使用するようにしてください。 定期的な間隔で使用するレイヤー・バージョンを更新して、新しいバージョンのレイヤーが提供するフィーチャーおよびフィックスを利用できるようにします。