IBM® Informix® 12.10

構造化問合せ言語 (SQL)

ほとんどのコンピュータ ソフトウェアでは、「New Jersey の顧客が行った発注のうち出荷日が第 3 四半期にあたっているものはどれか」というような、日常用語でデータベース問合せを行える段階には達していません。したがって、ユーザはソフトウェアが簡単に解析できる制限的な構文で質問を記述する必要があります。次のような用語を使用して、デモンストレーション データベースへの同じ質問を行うことができます。
SELECT * FROM customer, orders
   WHERE customer.customer_num = orders.customer_num
      AND customer.state = 'NJ'
      AND orders.ship_date
      BETWEEN DATE('7/1/98') AND DATE('9/30/98');

この問合せは、構造化問合せ言語 (SQL) の例です。SQL とは、データベー スに関するすべての操作を指示するために使用する言語です。SQL は文で 構成され、各文は、機能を指定する 1 つか 2 つのキーワードで開始します。IBM® Informix® に実装する SQL には、ALLOCATE DESCRIPTOR から WHENEVER 文までの多くの SQL 文が含まれます。

ほとんどの文は、データベースをセットアップしたり、調整したりする場合にだけ使用します。データベースへの問合せやデータベースの更新のために定期的に使用する文は 3 つか 4 つです。SQL ステートメントの詳細については、「IBM Informix SQL ガイド: シンタックス」を参照してください。

SELECT 文は、ほとんどの場合に使用します。SELECT 文は、データベースからデータを抽出するのに使用できる唯一の文です。また最も複雑な文でもあります。本書では、第 2 章と第 3 章を SELECT 文の説明に当てています。


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PDF を見つけるには、Publications for the IBM Informix 12.10 family of products を参照してください。
リリース ノート、ドキュメント ノート、マシン ノートについては、リリース ノート・ページを参照してください。
タイムスタンプ リリース日: 2013 年 3 月