DEPLOY コマンド

DEPLOY コマンドを使用して、IBM® InfoSphere® Information Services Director プロジェクトのアプリケーションをデプロイできます。これにより、アプリケーション内のサービスでサービス要求を受け取ることができるようになります。

目的

DEPLOY コマンドは、デザイン時のアプリケーションをデプロイし、デプロイ済みアプリケーションをアップグレードします。 アプリケーションのデプロイ後には、DEPLOY コマンドを使用して、アプリケーション実行可能ファイルを再生成することで、アプリケーションおよびサービス・プロバイダーの情報をアップグレードできます。

構文

以下のようにして、選択したデザイン時のアプリケーションをデプロイします。

ISDAdmin -action deploy [-user <user name>
[-password <user password>] | -authfile <file name>]
-p <プロジェクト名> -a <アプリケーション名 1> -a <アプリケーション名 2>
-a <アプリケーション名 3>

アプリケーション実行可能ファイルを再生成することで、アプリケーションのみをアップグレードおよび再デプロイするには、以下のようにします。

ISDAdmin -action deploy [-user <user name>
[-password <user password>] | -authfile <file name>]
-replace -preserveProvider -project <プロジェクト名> -a <アプリケーション名 1>
-a <アプリケーション名 2>

パラメーター

DEPLOY コマンドでは、以下のパラメーターを使用します。

表 1. DEPLOY コマンドのパラメーター
パラメーター名 (ショート・ネーム) 説明
-action (-act)

必須

実行するアクション。deploy または dep と入力します。

-authfile (-af)

オプション。

ユーザーおよびパスワードの証明情報を含む許可ファイル。コマンド・プロンプトから証明情報を入力したり、-user および -password パラメーターを指定したりする代わりに使用します。

-user (-ur)

オプション。

IBM InfoSphere Information Server ユーザー ID。ユーザー ID を入力せず、-authfile パラメーターも使用しない場合は、ユーザー ID を求めるプロンプトが出されます。

-password (-pw)

オプション。

IBM InfoSphere Information Server パスワード。パスワードを入力せず、-authfile パラメーターも使用しない場合は、パスワードを求めるプロンプトが出されます。

-project (-p)

必須

デプロイするアプリケーションが入ったプロジェクトの名前。

-application (-a)

必須

デプロイするアプリケーションの名前。

-replace (-rep)

オプション。

検出された一致アプリケーションを再デプロイするパラメーター。

-replace パラメーターを使用しなかった場合には、一致アプリケーションが検出されると警告が表示されて、その新しいアプリケーションはデプロイされません。 デプロイするアプリケーションがさらに存在する場合には、DEPLOY コマンドの処理は、次のアプリケーションに移行します。

-preserveProvider (-rep -prp)

オプション。

-preserveProvider パラメーターを -replace パラメーターと組み合わせて使用することで、一致するアプリケーション実行可能ファイルのみが置き換えられ、情報サービス・プロバイダーの情報はそのままになります。

-preserveProvider パラメーターは、-replace パラメーターとともに使用する必要があります。

-verbose (-v)

オプション。

詳細なランタイム出力 (ランタイム・ロギング・メッセージではない) を表示します。

-results (-res)

オプション。

すべてのランタイム出力を指定されたファイルに出力します。

-log (-l)

オプション。

すべてのランタイム・ロギング・メッセージを指定されたファイルに出力します。 このオプションは、-loglevel とともに使用します。

-logerror (-error)

オプション。

すべての ERROR および FATAL の各ランタイム・ロギング・メッセージを指定されたファイルに出力します。

-loginfo (-info)

オプション。

すべての INFO、WARN、DEBUG、および TRACE の各ランタイム・ロギング・メッセージを指定されたファイルに出力します。

-loglevel (-level)

オプション。

出力するロギング・レベルを 1 つ指定します (ALL、TRACE、DEBUG、INFO、 WARN、ERROR、FATAL、または OFF)。

-help (-?)

オプション。

このコマンドのヘルプを表示します。