ファイル変換

フォーマット

T[DICT] filename ; c [vloc] ; [iloc] ; [oloc] [ ;bloc]
T[DICT] filename ; c ; [iloc] ; [oloc] [ ;bloc] [ ,vloc | [vloc] ]

Tfile コードで、ファイルを変換することにより、1 つのファイルの値を別の値へと変換できます。ソース・ファイルのデータ値をルックアップ・ファイルのレコード ID として使用します。 ソース・ファイルは、そのあとでルックアップ・ファイルの値を参照できます。

ルックアップ・ファイルにアクセスするには、そのレコード ID (フィールド 0) を参照する必要があります。ルックアップ・ファイルのレコード ID が参照されないと、ファイルは開けず、変換は実行できません。変換されるデータ値は、ルックアップ・ファイル内のレコード ID にしてください。

表 1. ファイル変換
引数 説明 注意
DICT

ルックアップ・ファイルの辞書を指定します。 (REALITY フレーバー・アカウントでは、ディクショナリーを指定するのにアスタリスク ( * ) を使用できます (例: T*filename ....)。

 
filename

ルックアップ・ファイルの名前です。

 
c

次のいずれかの変換サブコードです。

 
  V 変換項目がファイルに存在し、指定されるフィールドに値が入っている必要があります。それ以外はエラー・メッセージが返ります。
  C 変換が不能なら、オリジナルの変換対象の値が返ります。
  I 入力検証専用です。 入力の際の V、出力の際の C に似た機能を持ちます。
  N NULL 値が見つかると、オリジナルの変換対象の値を返します。
  O 出力検証専用です。 入力の際の C、出力の際の V に似た機能を持ちます。
  X 変換が不能なら、空白ストリングを返します。
vloc

複数値フィールドから返される数値数です。 vloc が指定されないで、フィールドが複数値である場合、システム区切り文字がすべてブランクに換えられてフィールド全体が戻ります。vloc の指定が oloc の指定または bloc の指定に続く場合、vloc を大括弧で囲むか、または、vlocolocbloc からコンマを使用して区切ります。

 
iloc

入力 変換のためのフィールド番号 (10 進値) です。入力値は、ルックアップ・ファイルでレコード ID として使用され、変換された値が、iloc で指定されたフィールドから取得されます。iloc が省略された場合、入力変換は行われません。

 
oloc

出力 変換のためのフィールド番号 (10 進値) です。取得によりリストが作成されると、オリジナルの値の代わりに、ルックアップ・ファイルの oloc で指定したフィールドからのデータがリストされます。

 
bloc

BREAK.ON 行と TOTAL 行のリスト作成中に oloc の代わりに使用されるフィールド番号 (10 進値) です。