ステージング・ストアのサイズ変更に関する考慮事項
CDC Replication ステージング・ストアは、ソース・サーバー上にあり、データベース・ログから読み取られる変更データのキャッシュです。 製品が変更データを累積するにつれてステージング・ストアのサイズが増加するため、ソース環境をそれに応じて (特にディスク・スペースについて) 計画する必要があります。
潜在サブスクリプション
ステージング・ストア内のデータ量は、サブスクリプションのレイテンシーに関連します。 CDC Replication は、ソース表でデータが変更されてから、その変更がターゲット表に適用されるまでの時間として待ち時間を測定します。 例えば、アプリケーションが 10:00 にソース表に行を挿入してコミットし、 CDC Replication が 10:15 にその行をターゲット表に適用した場合、サブスクリプションの待ち時間は 15 分になります。
サブスクリプションすべてがミラーリングされ、レイテンシーが非常に短い場合には、ステージング・ストアに保持する必要があるデータ量は比較的小さくなります。 サブスクリプションすべてがミラーリングされるとしても、その一部のレイテンシーが長い (つまり潜在サブスクリプションとなる) 場合、ステージング・ストアには、ミラーリングの期間全体にわたって潜在サブスクリプションのログによって生成されるすべてのデータが格納されます。 例えば、レイテンシーが最も短い潜在サブスクリプションと最も長い潜在サブスクリプションの間のレイテンシーの差が 3 時間であり、データベースで 1 時間に 100 GB のログ・データが生成されるとすると、ステージング・ストアには、約 300 GB のディスク・ストレージ・スペースが必要になります。
非アクティブ・サブスクリプション
レプリケーション方式が「ミラーリング」である表を含む非アクティブ (現在複製していない) サブスクリプションでは、現時点からさかのぼってミラーリングが停止した時点までの変更データが、継続してステージング・ストア内に蓄積されます。 このため、必要がなくなったサブスクリプションを削除するか、またはサブスクリプションのすべての表のレプリケーション方式を「リフレッシュ」に変更することにより、ソース・システムのステージング・ストアに変更データが蓄積されることを防ぐ必要があります。
継続的キャプチャー
継続的キャプチャー は、論理データベース操作の伝送からデータベース・ログの読み取りを分離する必要があるレプリケーション環境に対応するように設計された製品フィーチャーです。 脆弱なネットワークでのネットワーク通信障害などの問題、ターゲット・サーバーの保守、または他の何らかの問題が原因でレプリケーションとサブスクリプションが停止した場合でもログ・データの処理を続行する場合に、このフィーチャーが役立ちます。 サブスクリプションを停止せずに、 「継続的キャプチャー」 を有効または無効にすることができます。
「継続的キャプチャー」 を選択すると、ターゲット・マシンに複製されていない変更データをデータベース・ログ・ファイルから累積するために、ソース・マシンのディスク使用率が増加します。 この変更データはステージング・ストアに格納されます。 レプリケーション環境でこのフィーチャーの使用を決定する前に、ステージング・ストア内の変更データの蓄積に起因するディスク使用率の増加について評価し、理解する必要があります。