dspmqver (バージョン情報の表示)

IBM® MQ のバージョン情報およびビルド情報を表示します。

目的

IBM MQ のバージョン情報およびビルド情報を表示するときは、dspmqver コマンドを使用します。

デフォルトで、dspmqver コマンドは、呼び出し元のインストールの詳細を表示します。他のインストールが存在する場合はノートが表示されます。-i パラメーターを使ってその詳細を表示します。

構文

構文図を読む構文図をスキップする dspmqver   -a   -p components  -f fields-b -v -i

オプション・パラメーター

-a
すべてのフィールドおよびコンポーネントの表示情報。
64 ビット・システムから 32 ビット・サポートが欠落している場合、dspmqver -a コマンドは、GSKit の 32 ビット・バージョンがインストールされていないことを示すメッセージを発行することがあります。 詳しくは、このトピックの『コマンドの失敗』セクションを参照してください。
-p Components
component に指定されたコンポーネントの情報を表示します。 コンポーネントは、単独でも複数でも指定できます。シングル・コンポーネントの値、またはすべての必須コンポーネントの値の合計のいずれかを入力します。使用可能なコンポーネントおよび関連する値は次のとおりです。
説明
1 IBM MQ サーバーまたはクライアント。
2 IBM MQ classes for Java™.
4 IBM MQ classes for Java Message Service.
8 WebScale Distribution Hub
16 1 [Windows] IBM MQ custom channel for Windows Communication Foundation
32 [Windows] IBM Message Service Client for .NET (XMS .NET) - このコンポーネントは Windows でのみ使用可能です。
64 GSKit

[HPNSS]HP Integrity NonStop サーバー の場合、これは TLS です。

64 ビット・システムから 32 ビット・サポートが欠落している場合、dspmqver -p 64 コマンドは、GSKit の 32 ビット・バージョンがインストールされていないことを示すメッセージを発行することがあります。 詳しくは、このトピックの『コマンドの失敗』セクションを参照してください。

128 Advanced Message Security
256 IBM MQ AMQP サービス
512 IBM MQTelemetry サービス
1024 IBM MQ で使用するその他のバンドル・コンポーネント
[V9.1.0 2018 年 7 月]2048 [V9.1.0 2018 年 7 月]WebSphere® Application Server Liberty プロファイル
[V9.1.0 2018 年 7 月]4096 [V9.1.0 2018 年 7 月]IBM MQ Java ランタイム環境
[V9.1.0 2018 年 7 月]8192 [V9.1.0 2018 年 7 月]IBM MQ 複製データ・キュー・マネージャー
注:
  1. [Windows]IBM MQ for Windows だけでサポートされます。 Microsoft.NET 3 以降がインストールされていない場合、次のエラー・メッセージが表示されます。

    Title: WMQWCFCustomChannelLevel.exe - Application Error

    The application failed to initialize properly (0x0000135).

デフォルト値は 1 です。

-f Fields
field に指定されたフィールドの情報を表示します。シングル・フィールドまたは複数フィールドのいずれかを指定します。シングル・フィールドの値、またはすべての必須フィールドの値の合計のいずれかを入力します。使用可能なフィールドおよび関連する値は次のとおりです。
説明
1 名前
2
V.R.M.F の形式でバージョンを指定します。
ここで、V=バージョン、R=リリース、M=モディフィ
ケーション、および F=フィックスパックです。
4 レベル
8 ビルド・タイプ
16 プラットフォーム
32 アドレッシング・モード
64 オペレーティング・システム
128 インストール・パス
256 [HPNSS]1 インストールの説明
512 [HPNSS]1 インストール環境の名前
1024 [HPNSS]1 最大コマンド・レベル
2048 [HPNSS]1 プライマリー・インストール
4096 データ・パス
8192 ライセンス・タイプ
[HPNSS]注:
  1. HP Integrity NonStop サーバー には適用されません。
dspmqver コマンドが実行されると、選択された各フィールドの情報が個別の行に表示されます。

デフォルト値は 8191 です。これにより、すべてのフィールドの情報が表示されます。

-b
レポートからヘッダー情報を省略します。
-v
詳細出力を表示します。
-i
すべてのインストールに関する表示情報。このオプションは、他のオプションと使用することはできません。dspmqver コマンドの実行元となるインストールが最初に表示されます。これ以外のインストールについては、「名前」、「バージョン」、「インストール名」、「インストールの説明」、「インストール・パス」、および「1 次インストール」のフィールドのみが表示されます。

[HPNSS]HP Integrity NonStop サーバー には適用されません。

戻りコード

表 1. 戻りコードの ID と説明
戻りコード 説明
0 コマンドは正常に終了しました。
10 コマンドは終了しましたが、予期しない結果が出ました。
20 処理中にエラーが発生しました。

次のコマンドは、-p および -f のデフォルト設定を使用して、IBM MQ のバージョンとビルド情報を表示します。

dspmqver
次のコマンドは、すべてのフィールドとコンポーネントの情報を表示し、dspmqver -p 63 -f 4095 を指定することに相当します。

dspmqver -a
次のコマンドは、IBM MQ classes for Java の バージョン情報およびビルド情報を表示します。

dspmqver -p 2
次のコマンドは、Java Platform Standard Edition、IBM MQJava Message Service Client、および IBM MQ classes for Java Message Service の共通サービスを表示します。

dspmqver -p 4
次のコマンドを実行すると、WebScale Distribution Hub のビルド・レベルが表示されます。

dspmqver -p 8 -f 4
[Windows]次のコマンドは、Windows Communication Foundation 用の IBM MQ カスタム・チャネルの名前およびビルド・タイプを表示します。

dspmqver -p 16 -f 9
次のコマンドは、IBM MQ のインストールの情報を表示します。

dspmqver -i
[V9.1.1 2018 年 11 月]MQ.NET Standard クラスの出力例:

Name:        IBM Message Service Client for .NET Standard
Version:     9.1.1.0
Level:       p911-LXXXX
Build Type:  Production

コマンドの失敗

64 ビット・システムから 32 ビット・サポートが欠落しているときの障害

IBM MQ バージョン 8.0、9.0、および 9.1 では、IBM Global Security Kit for IBM MQ (GSKit) の 32 ビット・バージョンと 64 ビット・バージョンが一緒にバンドルされます。 dspmqver -a または dspmqver -p 64 を実行すると、このコマンドは両方のバージョンの GSKit を検査します。 64 ビット・システムから 32 ビット・サポートが欠落している場合、GSKit の 32 ビット・バージョンがインストールされていないことを示すメッセージが表示されることがあります。 デフォルトで 32 ビット・アプリケーションをサポートしなくなった可能性がある 64 ビット Linux® ディストリビューション、およびこれらのプラットフォーム用の 32 ビット・ライブラリーを手動でロードする方法については、Linux システムでのハードウェア要件とソフトウェア要件を参照してください。

[V9.1.0 2018 年 7 月]IBM MQ classes for Java を表示するときの障害

[V9.1.0 2018 年 7 月]環境を正しく構成していない状態で、IBM MQ classes for Java のバージョン情報またはビルド情報を表示しようとした場合、または IBM MQ JRE コンポーネントがインストールされておらず、代替 JRE が見つからなかった場合、dspmqver コマンドは失敗する可能性があります。

[V9.1.0 2018 年 7 月]例えば、次のようなメッセージが表示されることがあります。

[root@blade883 ~]# dspmqver -p 2
AMQ8351: IBM MQ Java environment has not been configured 
correctly, or the IBM MQ JRE feature has not been installed.
この問題を解決するには、IBM MQ JRE コンポーネントをインストールすることを検討するか (まだインストールされていない場合)、JRE を組み込むようにパスが構成されていることと、(例えば setjmsenv または setjmsenv64 を使用して) 正しい環境変数が設定されていることを確認します。
以下に例を示します。

export PATH=$PATH:/opt/mqm/java/jre/bin
cd /opt/mqm/java/bin/
. ./setjmsenv64

[root@blade883 bin]# dspmqver -p 2
Name:       IBM MQ classes for Java
Version:    8.0.0.0
Level:      k000-L110908
Build Type: Production

[UNIX]setjmsenv コマンドおよび setjmsenv64 コマンドは UNIXにのみ適用される点に注意してください。

[V9.1.0 2018 年 7 月][Windows]Windowsでは、IBM MQ JRE コンポーネントがインストールされている場合、エラー AMQ8351 を解決するには、setmqenv コマンドを発行する必要があります。