レプリケーションのためのソース・データベースの有効化

IBM® Integrated Analytics System またはスタンドアロンの Db2 Warehouse をレプリケーション用にセットアップするには、まずソース・データベースを有効にします。

始める前に

  • 管理者としてログインしているときに、Web コンソールを使用して、ソースとターゲットの両方のデータベースで固有のレプリケーション・ユーザー ID を作成します。
    • それらの両方のユーザー ID に DBADM 権限を付与します。
    • レプリケーション・ユーザー ID は、複製の必要なデータベース操作の実行には使用しないでください。
  • データ・レプリケーション機能を起動し、それを後の使用のためにソースとして有効にする際は、 必ず URL に永続ホスト名を使用してユーザー・インターフェースにアクセスしてください。 例えば、IAS プラットフォームでは、ノード固有のホスト名ではなく浮動ホスト名を使用してユーザー・インターフェースを起動します。
  • レプリケーションのためのソースを有効にする前に、すべての Db2 パーティションが稼働していることを確認してください。

このタスクについて

この手順は、IBM Data Replication for Availability のライセンスをアクティブ化した後に実行します。

手順

  1. レプリケーション・ユーザーとしてログインしているときに、Data Replication の画面に移動し、 「ソース・データベースを開始できるようにする (Enable a source database to begin)」というカードを見つけて、「ソースの有効化 (Enable source)」をクリックします (図 1を参照)。
    図 1. ソース・データベースの有効化ボタン
    「ソース・データベースを開始できるようにする (Enable source database to begin)」というテキストが付されたグラフィックの下にある有効化ボタン
  2. ソース IP アドレス (プライベートまたはパブリック)、ポート、ユーザー名、およびパスワードを指定します。
    注: 非セキュア・ポートの 50,000 ではなく、セキュア・ポートの 50,001 を使用する必要があります。
  3. ソース・データベースを変更するための権限を付与して、「OK」をクリックします。
    一連のメッセージで、構成手順がその都度示されます。

タスクの結果

データベースが有効化されたことを確認した後、Data Replication の画面に戻り、この画面で新しいターゲットと新しいレプリケーション・セットを追加できます。

ソース・データベースを有効にするには、コンソールで以下の操作をします。

  • logarchmeth1 パラメーターを LOGRETAIN に設定して、レプリケーションに必要な Db2 リカバリー・ログが保存されるようにします。
  • dft_schemas_dcc パラメーターを YES に設定して、新しく作成されたすべてのスキーマに対して DATA CAPTURE CHANGES を設定します。
  • log_ddl_stmts パラメーターを YES に設定して、データ定義言語 (DDL) の変更に関する付加的なロギング情報が追加されるようにします。
  • log_appl_info パラメーターを YES に設定して、各トランザクションに、アプリケーションの情報ログ・レコードを更新された各トランザクションに追加します。
  • ソース・システムで、複製したデータを転送するための IBM MQ オブジェクトを作成します。
  • レプリケーション環境とモニター・データについての構成情報を保存するために使用される制御テーブルをソース・データベース上に作成します。