ブール述部

ブール述部 は、ブール式の真理値を返します。

構文図を読む構文図をスキップするboolean-expressionISNOTTRUEFALSE
boolean-expression
関数で評価されるブール値 (またはブール値の表現) を返す式。 戻り値のデータ・タイプは、以下のいずれかのデータ・タイプでなければなりません (SQLSTATE 42884)。
  • BOOLEAN
  • SMALLINT、INTEGER、BIGINT (2 進整数)
  • DECFLOAT (浮動小数点)
  • CHAR または VARCHAR (ストリング)
  • GRAPHIC または VARGRAPHIC (グラフィック。Unicode データベースのみに適用)
ブール値で説明されているように、非ブール値は暗黙的にブール値にキャストされます。

戻り値がストリングの場合、その値は、ブール値で説明している有効な表記のブール値でなければなりません (SQLSTATE 22018)。

NULL 値の扱いは、述部の内容に応じて以下のように異なります。
  • IS TRUE 述部の場合は以下の値が返されます。
    • 入力式によって返される値の真理値が TRUE の場合は TRUE
    • 真理値が FALSE または NULL の場合は FALSE
  • IS FALSE 述部の場合は以下の値が返されます。
    • 入力式によって返される値の真理値が TRUE の場合は FALSE
    • 真理値が TRUE または NULL の場合は FALSE
  • IS NOT TRUE 述部の場合は以下の値が返されます。
    • 入力式によって返される値の真理値が FALSE または NULL の場合は TRUE
    • 真理値が TRUE の場合は FALSE
  • IS NOT FALSE 述部の場合は以下の値が返されます。
    • 入力式によって返される値の真理値が TRUE または NULL の場合は TRUE
    • 真理値が FALSE の場合は FALSE

代替構文: TRUE の代わりにキーワード ON を使用できます。FALSE の代わりに OFF を使用できます。

次のステートメントは、COLX 内の対応する値と等しくない値を COLA から返します。
  SELECT COLA FROM TBLAB WHERE COLA = COLX IS NOT TRUE