SUBTYPE 定義 (PL/SQL)

サブタイプ は、組み込みタイプに基づくタイプの定義です。

サブタイプは、変数およびパラメーターと、それらで使用されているとデータ・タイプとの間の抽象化の層を提供します。 この層により、データ・タイプに加える変更を 1 か所に集中させることができます。 サブタイプには、NULL 可能でない、あるいは特定の範囲の値のみ、といった制約を追加できます。

サブタイプは、以下の場所で定義できます。
  • CREATE PACKAGE ステートメント (PL/SQL)
  • CREATE PACKAGE BODY ステートメント (PL/SQL)
  • CREATE PROCEDURE (PL/SQL)
  • CREATE FUNCTION (PL/SQL)
  • CREATE TRIGGER (PL/SQL)
  • 無名ブロック (PL/SQL)

構文

構文図を読む構文図をスキップするSUBTYPEtype-nameISbuilt-in-type RANGEstart-value..end-value NOT NULL

説明

SUBTYPE type-name
サブタイプの ID を指定します。 BOOLEAN を組み込みタイプで指定することはできません。
built-in-type
このサブタイプの基となる組み込みデータ型を指定します。
RANGE start-value .. end-value
(オプション) サブタイプのドメイン内で、このサブタイプについて有効な値の範囲を定義します。
NOT NULL
(オプション) このサブタイプを NULL 可能でないものとして定義します。

以下の例は、短精度整数のためのサブタイプを定義するパッケージを示すものです。
CREATE OR REPLACE PACKAGE math
IS
SUBTYPE tinyint IS INTEGER RANGE -256 .. 255 NOT NULL
END;