ラック提供モデルのハードウェア

IBM® Integrated Analytics System ラック・マウント・モデルには、以下のハードウェア・コンポーネントが含まれます。

システム・ノード

IBM モデル S822L (MT 8247-22L)

Integrated Analytics System の主な計算ビルディング・ブロックは、Power8 S822L サーバーです。このサーバーは、Murano DCM チップ・セットに基づいています。選択された構成内の各プロセッサーにより、それぞれ 3.02 GHz で作動する 12 個のコアが提供されます。各サーバーは、512 ギガバイトの DDR3 メモリーで構成されています。サーバーの PCI スロットには、以下が搭載されています。

  • 4 つのデュアル・ポート 16 Gb ファイバー・チャネル HBA
  • それぞれ 2 つの 10 Gb/s ポートと 2 つの 1 Gb/s ポートを備えた 2 つのイーサネット NIC

サーバーの前面のストレージ・ベイには、2 つの 600 GB の SAS ハード・ディスク・ドライブが取り付けられています。これら 2 つのドライブは、ミラーリングされた構成内にセットアップされており、サーバー用の OS パーティションをサポートしています。

FlashSystem 900 ストレージ・アレイ

Integrated Analytics System の 1 次ストレージ・サブシステムは IBM FlashSystem900 です。このストレージ・サブシステムは、完全な弾力性のあるストレージ・システムを提供します。FlashSystem 900 の主要コンポーネントは、以下のとおりです。

  • MicroLatency® フラッシュ・ストレージ・モジュール - これらのモジュールは、非常に高いパフォーマンスを実現し、モジュール内のストレージ・エレメントの RAID5 構成にデータを保管します。
  • デュアル・フラッシュ・コントローラー - ストレージ・モジュールへの可用性の高い接続、高い IOP 率、および高帯域幅アクセスを提供します。
Integrated Analytics System は、以下の FlashSystem 900 構成を使用します。
M4001 モデル
  • 12 フラッシュ・モジュール構成 - この構成では、12 個の 5.7 テラバイト・モジュールが、10 個のデータ・モジュール、1 つのパリティー・モジュール、および 1 つのスペース・モジュールを備えた単一の RAID5 ストレージ・グループに構成されます。
  • 8 フラッシュ・モジュール構成 - この構成では、8 つの 5.7 テラバイト・モジュールが、6 つのデータ・モジュール、1 つのパリティー・モジュール、および 1 つのスペース・モジュールを備えた単一 RAID5 ストレージ・グループに構成されます。
M4002 モデル
すべてのフラッシュ・アレイの 12 フラッシュ・モジュール構成 - この構成では、12 個の 8.5 テラバイト・モジュールが、10 個のデータ・モジュール、1 つのパリティー・モジュール、および 1 つのスペース・モジュールを備えた単一の RAID5 ストレージ・グループに構成されます。

ストレージについて詳しくは、アプライアンス・ストレージを参照してください。

Storwize V5000 ディスク・ストレージ・アレイ

Integrated Analytics System の第 2 層のストレージ・サブシステムは、IBM Storwize V5000 システムです。このディスク・ストレージ・サブシステムで、M4002-xxxS の階層型ストレージ・システムに追加のユーザー・ストレージが提供されます。V5000 システムの主要コンポーネントは、以下のとおりです。

  • 2.5 インチ・ディスク・ドライブ: これらの 1.8 TB の 2.5 インチ・ディスク・ドライブで、IBM Integrated Analytics System の第 2 層のストレージが提供されます。
  • コントローラー・エンクロージャー: これらのエンクロージャーには、ディスク・ドライブと、計算ノードとディスク・ストレージ・スペースの間の冗長な接続を提供するデュアル・ディスク・コントローラーの両方が格納されます。
  • 拡張エンクロージャー: 拡張エンクロージャーは、追加のディスク・ドライブのハウジングを提供します。

各コントローラーおよび拡張エンクロージャーには、24 個の 1.8 TB ディスク・ドライブが取り付けられます。システム内のエンクロージャーの数は、モデルによって異なります。

ネットワーク・スイッチ

アプライアンスには、管理ネットワーク、ファブリック・ネットワーク、および SAN ネットワークが含まれます。
管理ネットワーク
Edge コア AS4610-54T-O-AC-B GigE スイッチ (8831-S52) のペアは、弾力性のある管理ネットワークを形成します。単一のペアで最大 2 個のラックに対応することができます。スイッチは、48x1G RJ-45、4x10G SFP+、および 2x20G QFSP+ のスタッキング・ポートで構成されます。ホット・スワップ可能な冗長電源機構が装備されています。
ファブリック・ネットワーク
データ・ファブリックは、Mellanox MSX2410-CB2FC 10/25G スイッチで構成され、弾力性のある単一のデータ・ファブリックを形成します。Integrated Analytics System ノードに直接接続された 1 つ以上のペアのスイッチは、リーフ・スイッチと呼ばれます。リーフ・スイッチの各ペアは、最大 2 個のラックをサポートすることができます。

Mellanox SX2410 10/25G スイッチは、48 x 10/25G ポートおよび 8x 40/100G ポートをサポートします。ホット・スワップ可能な冗長ファンと冗長電源機構が装備されています。

SAN (ファイバー・チャネル) ネットワーク
16 Gb/s の FC SAN は、ラック内の 2 つの独立したファブリックで構成されます。異なるラック内の SAN ファブリック間に接続はありません。

各ラックには、2 つの独立した SAN ファブリックを形成する、IBM SAN64B-6 スイッチのペアが含まれます。このペアの間には接続がないため、ファブリック間で障害が伝搬されることはありません。スイッチは 32 Gb/s に対応していますが、すべての FC 接続は 16 Gb/s です。ホット・スワップ可能な冗長電源機構が装備されています。

外部接続

ラックの背面には、ネットワーク・インターフェース接続のあるパネルがあります。

図 1. パッチ・パネル
表 1. 外部接続
機構 説明
1 GigE ポート 4 1 ギガビット・イーサネット・ポート (eth0-eth3)
10/25 GigE ポート 8 10/25 ギガビット・イーサネット・ポート (eth4-eth11) には、OM-3 LC-LC ケーブルが必要です。最大 100 m がサポートされます。
16 Gb ファイバー・チャネル・ポート 4 16 Gb ファイバー・チャネル・ポート (FCA1、FCA2、FCB1、FCB2) には、OM-3 LC-LC ケーブルが必要です。最大 40 m がサポートされます。
SCP ポート 2 サービス・ポート (予約済み)
ネットワーク構成について詳しくは、外部ネットワーク接続を参照してください。

高可用性

高可用性は、ノードの冗長性によって実現されます。ノードが作動不可になると、ワークロードおよび複数の論理ノード (MLN) が残りのノードに再配分されます。MLN の再配分時に停止が発生します。

ノードが作動不可になると、ワークロードおよび MLN が残りのノード間で再配分されます。

1/3 ラック・アプライアンスでは、少なくとも 2 つのノードが作動している必要があります。

2/3 ラック・アプライアンスでは、少なくとも 3 つのノードが作動している必要があります。

フル・ラック・アプライアンスでは、少なくとも 4 つのノードが作動している必要があります。